木之本さん、U-21日本?U-21韓国
最近、日刊ゲンダイで話題の木之本さんに会いに行く。
ここまでしゃべって大丈夫? ってことで笑い話が続いたが、お元気そうで何よりだった。
知り合い二人が紹介して欲しいと同席していたが、かなり緊張した模様。
その後、U-21日韓戦の取材で国立競技場、19時20分キックオフ。
ウルトラスが場所を移動した。2回。某氏曰く、「最初に移動したのはぬるかったから。次に移動したのは、下の人に迷惑をかけないように」。ドーハの時、そうやって尖っていたのを思い出した。前川君が来ていたからかも。
だけど、今の世代に昔の日韓戦の緊張感を求めても無駄だろう。終わった後、韓国の応援団の前で日本選手が挨拶したのに衝撃を受けていたファンがいたが、韓国の応援団もしっかり拍手していたことを考えても時代は変わったのだ。スタジアムに近づく時からの緊張感、ジリジリとした焦燥感、一触即発の焦げた匂い、飛び交う怒号……。すべては昔のこと。谷口選手は「日韓戦だからという特別な雰囲気はありませんでした」と断言した。
目標が相手に勝つことよりも世界で勝つことにシフトしたからではないか。さらに韓流ブームなどによる両国の緊張緩和も影響しているだろう。「ブラジルに負けても韓国に勝てばいい」という気持ちから、「韓国に勝ってもブラジルに負けちゃ意味がない」という変化が起きている気がする。しかも来ていた韓国チームはほぼ2軍だったし、余計に燃えにくかったんじゃないだろうか。
記者席の前を小さな子どもが通った。彼の背中には「11 SUZUKI」と書かれていた。その子が今でもサッカーファンでいてくれることに感謝。というか、当日券が出る日韓戦に来てくれて感謝。日本のサッカー界はまだ小さい。