川崎?磐田
J1リーグ第23節、等々力、19時キックオフ。
昔、川崎のGゾーンに白いTシャツの女の子が来たそうな。Gゾーンの連中はいつものように水をかけ合って遊んでいたそうな。女の子は下着が透けて見えたことで、Gゾーンの人たちに抗議したそうな。それからGゾーンは女性禁止になったそうな。どんなに熱心に来ている子でも女性ということだけで入れてもらえないそうな。
ところでこの試合は、エンタテイメントとして秀逸だった。もちろん勝敗で感情は大きく分かれるだろうが、試合はお互いに攻め合い、スピーディーで、変にヒートアップすることも無く、すがすがしく終わった。川崎がボランチを入れ替えたため、連係ミスが起きて中盤に穴が空き、そこを磐田が正確に攻めた。審判の裁きもよかったと思うが、こんな時、ジャッジについて口にする人は少ない。
川口選手にジュニーニョ選手のシュートが左に外れた時のことを聞いた。普通なら非常に危険なシーンなのだろうが、川口選手の表情には余裕があったからだ。川口選手は相手をビビらせるために、危険な時でも何でもないというように表情を作ることがあると昔語ってくれていた。今回もそうだったのだろうか。
「いや、あれピンチを防いだと受け取ってくださいよ(笑)。昔みたいに表情を作ったりしなくなりました。昔は全部のことを細かく考えてプレーしてたけど、でも今は自然体かな。だから昔より体が軽いんですよ。余分な力が入っていないから。我那覇選手の一点目はもっと飛べたかもしれないけど、タイミングをうまくずらされました。ボールのせいもあるでしょうけど。ホント、バレーボールで練習しようかと思いますよ。ゴールは増えるほうにボールが新しくなるけど、キーパーはどんどん大変になってます。でも、もっとキーパーに不利なボールが出てきてもいいようにトレーニングしているんです」
2ゴールを挙げて大勢の報道陣に囲まれた我那覇選手
「報道の人が本当に多くなったけど、今までと変わらないでいこうと思ってるんです。自分らしく。変わったのは昔と比べてシュートを打つようになったことかな。昔はパスばっかりでしたよね。それが打つようになったらJ2でどんどん入るようになって、J1でも同じように入る。不思議ですね」
途中交代で出てきた中村選手
「(前後半の攻撃の回数を聞いて)僕が途中から入ってちょっとでもリズムが変えられたのならよかったです。僕がボールを持つと奪いに来るより、パスのコースを消そうとしているのがよく分かりました」
谷口選手
「ダメでしたわ、本当に。いや、もうホント(と話しかけようとする前に)」
福西選手
「(ナイスプレーの声に)もっとシュート練習します」
福西選手の子どもさん
「わーい、ふろんた君だぁ(と近くを通るマスコットに夢中)」