横浜FC?柏

J2リーグ第39節、三ツ沢スタジアム、19時キックオフ。柏のプレッシングと横浜FCのカウンターがマッチアップ。柏は横浜FCのラインを崩し切れなかった。横浜FCも柏の急造DFラインを崩せなかったが、セットプレー一発で勝点3をゲットした。神戸が引き分けながら1位に浮上、同じ勝点68で柏、勝点67で横浜FC、勝点60で仙台が続いている。
ところで柏の石崎監督が暗い。大分、川崎、清水、東京Vと山形時代以外はずっと話を聞いてきたが、その中で一番今が暗い。最初にいいポジションを取ったから、その後の不調に苦しんでいるのか、万年3位の悪夢がよみがえっているのか。苦しかったはずの清水、東京Vの時代よりも明らかに追いつめられている様子だ。東京V戦の敗戦後に「お前が来たら(鳥栖戦と合わせて)9失点だ」と話していたのはまだ洒落だと思っていたが、今日の敗戦の後で「もうしばらく柏を見ないようにします」と言うと、まじめに「お願いします」と言われてしまった。
それほど対人関係に影響が出るくらいなのに、サッカーではかたくなにスタイルを守る。外国籍選手を3人投入した時点で、彼の理想とするプレッシングスタイルは崩れるが、その強引な布陣を主としていない。だから苦労する。そのことも分かっているだろう。でも自分の信念を守ろうとしているから、精神的にひずみが出ているのでは無いだろうか。柏のサポーターはそんな頑固さまで支持していた。試合終了後、観客席から手が届くところまで寄っていった選手たちと、彼らを励ましていたサポーターたちのつながりは深かった。

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