小口スポンサーに暖められて
オシム監督の家に近い、地元のクラブで練習することになったと朝発表された。
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今日は日曜日というのが、朝から教会の鐘がガンガン鳴って思い出された。しかもアメリカ人の団体観光客が大騒ぎしながら朝早く立っていった。
びっくりしたのは朝食のメニューのバラエティが少なくなったこと。あれはアメリカ人向けに多かったのか。
ともかく9時前に食事を済ませてインターネットカフェに急ぐ。やっていない。キリスト教国だから午前中は日曜日は街が寝てる。
昼過ぎにやっと開店。ところが開店と同時に日本語の使えるマシンが埋まっていた。仕方がない。文字化けの嵐の中を勘だけで送信する。ところが、そのマシンはブラウザを立ち上げていると、どんどん他のサイトに飛ばされる。何かに感染しているようだ。パスワードを盗まれたのじゃないかとドキドキした(結局大丈夫だったけど)。
昼過ぎにクラーゲンフルトまで電車で移動した。龍の伝説がどんな内容なのか知りたいと思ったけれど、英語の説明文はない。せめて龍の置物やTシャ ツ、かばんがあるだろうと思って町を回わるが一向に見当たらない。やっと見つけたと思ったらアジア雑貨の店だった。おいおい。
夕方、クラーゲンフルトから車で約30分の距離にあるフェルドキルヘンのウィゴ・ハウス・アリーナに向かった。ずいぶん立派そうな名前だが、街も小さければスタジアムもピッチこそ2面あるものの、観客席はメインスタンドの一部だけという小さなスタジアムだ。だけどそのピッチを取り囲んで数え切れないくらいの小さな看板が出ている。看板の小ささと多さが街の規模とこのクラブを支えている人の多さを物語っていた。この日も寒かったけれど、この場所ではちょっと温かい気分になれた。