日本に興味がある?

アジアカップの時に知り合いになったエジプト人コメンテータ、通称キャプテンと再会しました。中東のリーグで長く活躍し、明らかにみんなから尊敬を集めているキャプテンにはみんなが集まってきて挨拶をしています。ものすごい人脈を持っていそうな人物です。そのキャプテンが言います。

「今日の試合に負けたら岡田監督は交代させられるだろう。カタールには日本代表監督の職にとても興味を持っている人物がいるよ。紹介しておこう」
で、やってきたのがボラ・ミルチノビッチ監督。

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「こんにちは。今日の結果次第では日本代表の監督に立候補なさいますか?」
「あ~、いやいや、いや、今僕はカタール代表に5人送り込んでいるし、最大8人を代表に入れている。だから仕事を抜けるのは無理だ。私は日本のサッカーを尊敬しているけれどね。岡田監督は非常に良くやっていると思うよ」
「そうですか。ありがとう」
「あ、ちょっと待って。名刺を持っているかな。もらっておきたいのだけど。それから写真を撮ろう。僕のこのカメラで2ショットを撮っておこうか。ああ、君のカメラでも撮っていいよ。また会えたらいいね」

大いに興味アリということでしょうか。

それから懐かしい顔がもう一人。
まだ日本語は話せるようでした。
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でもいろいろあったから、もう日本には帰って来られないだろうなぁ。

さらにカタール人のカメラマンとも再会。
「日本代表もケガ人を抱えているんだろうけど、こっちもクリスティアン以外の選手にケガがあっていい状態ではない。引き分けてくれることを望むよ」

では試合のメモから。

試合前、巻が見つけて寄ってきてくれた。握手してあいさつ。メンバーから漏れて悔しいだろうに立派。試合前、寺田が引きつった顔をしているように見えた。

机付きの報道席が40席しかない。半分は一般席に座ってノートを広げた。しかも、報道席の一番前はピッチレベルで遠くは見えない。

係員が誘導した机なしの席はテレビカメラが目の前にいて邪魔になる。コーナー付近がガラガラだったので、そこに移動して席を確保した。ところが、試合が始まるとなぜかどんどん人が入ってくる。どうやら解放したようだ。自分の周りは全部カタール応援で埋め尽くされる。すごい応援が周りで起きる。でもさすがに僕の近くは遠慮しているようだ。

試合開始からカタールの猛攻、日本はパスミスの連続。
13分過ぎから落ち着きを取り戻しパスが回るようになる。

玉田、大久保、田中達のスピードは相手と桁違いで、その速さをブキに日本は攻め始めた。特に玉田のスピードは相手の脅威に。

先制点までは応援合戦。日本のサポーターもうまく声を届かせている。先制された途端にカタール人は沈黙してしまった。

後半開始直後の日本の得点でカタール人には帰る人の姿も。日本の3点目の後は続々と帰宅。

スタジアムは小さいながら全部屋根付き箱形近代的。だけど川口選手によるとピッチはでこぼこだったという。

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