地獄のロード

朝起きて8時30分には朝ご飯を食べ始めて、さぁ9時前には食料調達に出かけます。
ホテルのフロントで聞いたところ、ホテルを出て左に行って突き当たり、さらにそこを左に行けば大きなスーパーがあるとか。歩くと「そうだね、だいたい15分かな」。タクシー代が高いオマーンですから当然徒歩で目指します。朝ですから、多少は涼しいでしょう。

いいえ、もう40度を超してました。でも歩きます。15分ぐらい歩いても大丈夫。

大丈夫でした。15分は。でも15分歩いても突き当たりません。20分ぐらい経ったとき、やっと突き当たりました。喉がもうカラカラです。でも自動販売機なんてありません。

左に曲がると丘になってました。塗装された歩道がなくなり、砂の道に変わります。一歩ずつ足がめり込みます。

丘を越えたところにスーパーがありました。ホテルを出て30分経過していました。途中から頭部を覆うためにシャツを脱いで使おうかと思ったのですが、イスラム圏では男性といえども肩やヒザをさらすのはマナー違反。手で頭の熱を払いつつ、たどり着いたときは本気でヤバイという気持ちでした。

いつもどおり1000円でどれくらい買えるか試します。

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水気が多いのは当然でした。意外だったのはスイカがメロンより高かったこと。そしてエジプト産のオレンジは色が黒いのですが、とても甘みが強くておいしかったこと。

買い物を済ませて外に出たら、さらに暑さが増してました。水は4リットル以上買ったのに、これじゃ買えるまでに飲み干しそうです。しかも重い。

タクシーがぱっと寄ってきてくれました。運転手が「大丈夫か?」という顔でのぞき込んでいます。これは乗ろう。

「1オマーンリアル、プリーズ」。なんとか300円でホテルまで行ってもらうことができました。砂漠の国には、至る所に危険が潜んでいるのを実感した朝でした。

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