話の途中に沈黙の時間が続く、いいインタビューをさせていただきました
支えていただいているみなさんのおかげで、また一本記事を書かせていただくことが出来ました。今回はワールドカップ最終予選に出場したものの、本大会の年に引退してしまった名選手、寺田周平氏にお話を聞かせいただきました。
寺田周平は記者の前で2度泣いた…32歳で日本代表に初めて呼ばれた男のサッカー人生
Jリーグスタート以降の最年長初出場記録を持っていらっしゃいます。そのせいでしょうか。何度代表に召集されても、「呼ばれてうれしい」と全身で物語るように練習していた姿を憶えています。
他に思い出されるのは、川崎がJ2で戦っていた2003年。残り3試合の時点でケガから復帰した寺田選手は、昇格をかけた湘南戦にも先発します。ところが最初にミスをして、プレーががたがたになってしまいました。今振り返っても、あの3試合ほど緊張した試合はなかったということでした。そして、その寺田選手に声をかけ、落ち着かせていたのが、今季川崎の監督に就任した鬼木達選手でした。
結局、勝ち点1に泣き、川崎はその年昇格できませんでした。ですがそのチームからその後、箕輪義信、我那覇和樹、中村憲剛、そして寺田周平と代表チーム入り。あの時は誰もそんなチャンスが来るとは思ってなかったんでしょうけどね……。
そして、もうすでに常連の方にいろいろフォローいただいているようです。ありがとうございます。みなさんの気遣いと、このコラムを守ってくださる中の人のおかげで続けられています。ご期待に応えられるよう、今年もますます精進しますので、どうかよろしくお願いいたします。