今回はプレーヤーではなくプレーヤーを見守る立場の方にお願いしました
今回もまたみなさんのおかげで連載を続けることができました。ありがとうございます。
「ジャスティス」と呼ばれて…日本サッカー初のプロ主審・岡田正義が泣いた日
2000年前後に、サッカーダイジェスト誌上で短期集中連載のレフェリー特集をさせていただきました。そのとき、読者の方々から頂いたお便りを元に「あの試合のあのジャッジについてどう思うか」という厳しい質問をさせていただいたのがご縁の始まりです。
すべての質問に、言葉を選びながらも真摯に答えていただいたのを憶えています。ただ、当時は(今もかもしれませんが)レフェリーが自分の判定について発信するのは例外だったので、本当は長く続けたかったのですが1回だけの質疑応答という形になってしまいました。その1回でも、岡田さんの立場を悪くしたのではとビクビクしたのを憶えています。
岡田さんが引退した試合を取材に行けなかったので、残念ながらピッチから降りてくる瞬間を見ることができませんでした。それは本当に残念でしたし、今後はJリーグで多く笛を吹いた人たちがピッチを去るときは、せめて花束でも差し上げられるよう、何か制度が出来てくれないかと思います。
で、今回のこの文章でとても気に入らないところが一つあり、ちょっと落ち込んでいます。最初のリード文の一番最後、「『憎まれ役』の話を書いておこう」というのがとても恥ずかしいです。「『憎まれ役』の話を書いておきたい」ですね。ごめんなさい、どうか読み替えておいてください。
読んでくださっているみなさんと、そして「ぐるなび」の中でこの連載を守ってくださる編集者さんのおかげで続けられています。心から感謝します。