Chibsonへの道(その2)

中国製Gibson似ギターの総称、Chibson購入までのお話し、第2弾です。

 中国のオンラインショッピングサイト、Aliexpressには優れた点が1つあります。それはクレジットで支払ったとしても、その金額がAliexpressに保管され、商品が無事到着した後に消費者が受け取りを宣言しないと、販売者にお金が入らないことです。これなら怪しい販売者に、お金を持ち逃げされる可能性がありません。また、○日以内に商品が発送されなかったら取引はキャンセル、○日以内に商品が到着しなければ取引は中止などというルールが商品によって設定されていて、受け渡しを引き延ばされたりする心配もありません。

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さらに、販売者と消費者のやりとりがシステム上に残せるので、万が一トラブルがあった場合の最終手段としてAliexpressが仲裁に入り、そのやりとりを見てどちらの言い分が正しいのか判断できるようになっています。

そんな利点を持ちながら、 Aliexpressは大きな問題点も抱えています。

まず、商品がパチモノっぽいこと。今回ダブルネックギターを検索すると、堂々と「Gibson」と書いてあるものはなかったものの、ヘッドではロゴが入っている部分を避けて商品写真を撮っていたり、ヘッドの後ろに「MADE IN USA」と刻印されていながら、説明文では堂々と「中国製」と書いてあったり。ジミーページのサインが刻印されてあるようなものまでありました。

これって立派な商標違反。税関で引っかかる可能性があります。

あとは日本語の怪しさが半端ないこと。日本語での説明文を読んで、安心して買おうと思える日本人はいないのではないでしょうか。英語モードにすると意味は通じますが、日本語だとたとえば「カート」が「カーと」になっていたりするなど、不安感を掻き立ててくれます。

そしてもう1つ、後になって気付いたのですがシステムに抜け穴があること。これについては後述します。

とにかくまず、商標違反にならないような商品を探さなければなりません。ということでいろいろ見ていくと……。

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ここが目に付きました。というのも、いろいろな販売会社で写真が使い回されているようなのですが、この会社は上位ランクのギターでよく見られる写真を使っており、さらにその中では一番安い348ドルだったのです。しかも自社工場を持っているとして、作業の様子が掲載されていました。

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ヘッドの写真にもロゴは写っていないし、これなら大丈夫か。ですが、説明文を読むと疑いたくなってしまいます。

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このサイトの顧客はアルファベット圏の人が多いようで、日本語はでたらめです。機械翻訳なんでしょうね。

店選びのポイントとしたのは、オープンしてからの日数とこれまでの取引の数、さらに肯定的なフィードバックがどれくらいあるか、そして実際のコメントでした。

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ちょっと心配になったのは、説明文の中に「ロゴ入りの写真もあります」と記載されていたこと。そこで最後の確認として、「ロゴが入っていないよね?」とメール。すると1時間で「大丈夫です。ロゴなしは簡単です」と、いかにも写真以外はGIbsonって入れてるようなというニュアンスのメールが来ました。そして「出荷前にロゴが入っていないことを確認できるよう、写真を送ります」とのこと。

上記のとおり、やり取りのメッセージをシステム上に残せるので、こういう約束があって守らないとトラブルのときに販売会社に不利になります。そういう意味では安心です。

うーん、迷っても仕方がないし、行くしかないか! 行けばわかるさ!!
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