ティーザー広告なのには意味がある

ミックスゾーンで会うなり小林悠選手は苦笑しながら言いました。
「危うく戦犯になるところでした」

無人のゴールに向かいながらまさかのキックミス。その直後に2点目を奪われたのですから、焦る気持ちがわかります。そのぶん余計に力が入っていてもおかしくないのに、最後の狭いコースを通ってきたパスを見事にコントロール! あの位置に止められないと、シュートをブロックされたりGKにコースを塞がれたりしたことでしょう。そのトラップについて聞くと「いやぁ、無我夢中です」ということでした。あんなにトラップうまかったっけ? そんな意地悪な質問にも「夢中でしたから」。

武岡佑都選手が投入され、エウシーニョ選手がMFになっていたため、あのコースを見ることができたのだとも思います。そういう意味では風間八宏監督の采配もズバリと的中していて、川崎の勢いは止まりそうにありません。

もっとも、FC東京が前半こんなにしっかりブロックを作ってカウンターを狙ってくるとは思っていませんでした。結果的にはスコア上打ち合いになりましたが、前半はこの両チームが戦っているにしては少々寂しさも。

小林選手に優勝について聞くと「いや、そんな先は考えられません。まだ目の前の1試合を戦っているだけです」という答え。ただ、川崎って乗るとなかなか落ちないので、他のチームはウカウカできなくなりました。2シーズン制という短期決戦は、今のところ川崎に有利でしょう。

さて、中村憲剛選手の本を飯尾篤史さんがお書きになりました。「ブログに載せるから」と言っても、本を手に取ってくれません。手前に本を自分で持ち、奥に飯尾さんを置いたら、何を撮っているかわからない写真に……。い、いや、ティーザー広告なんです!! 本当は意味があるんです!!

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300ページを超える力作です。楽しみ!!

 

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