今年もありがとうございました

今年最後の原稿を書き終え、さて今から年賀状を明日の朝までに仕上げようと思います。

今年もたくさんの方々のお世話になりました。本当にありがとうございました。様々な新しい分野での仕事をさせていただいた1年でした。そのたびに、今までたぶん接点がなかった方々と知り合いになれたのが刺激になりました。

その新しいお付き合いの中でいくつかメールをいただいたので、ここで説明させていただきます。

「ぐるなび」にサッカーのコーナーができて、多くのサッカー関係者にインタビューさせていただいたのはなぜか。そして食事のことについて触れていない記事があるのはなぜか。

これは偏に、そこに優れた編集者さんがいらっしゃったからです。いろいろな方向にサイトを伸ばしていくのに、どういうコンテンツが必要かという判断があり、食事の場面が入らないほうが記事として成立するのなら、大胆にその場面を削るという判断をした編集者さんの判断はすごかったと思います。

サッカー雑誌が次々に厳しい状況に追い込まれていることで、雑誌を買って読もうという層が固定化され、しかも減っているのではないかという危惧を持っています。だったら新しい層を開拓しなければならない。そういうチャレンジをなさった「ぐるなび」さんには感謝、感謝です。

自分が置き去りにしてきた、でも心に引っかかっていることをすくい上げていくという作業は、こういう仕事をさせていただく場があるだけでも幸せでした。そして企画の打ち合わせから最初の原稿を使ったすり合わせ、その後の修正と方向の微調整、読者が何を求めているのかという分析が入り、そこに原稿料が付いてくるという仕事でした。

ただ1つ残念だったのは、インタビューを取りながら諸般の事情で掲載できなくなった一人がいたことです。内容としては素晴らしかったと思うので、いつか日の目を見ることを願っています。

それから、今年は「ぐるなび」さん以外にも、たくさんの優れた編集者さんたちと会えた年でした。テレビのお仕事に協力させていただいたときも、すごい量を「捨てる」という作業に心底驚きました。その大胆な編集にも勉強させていただきました。

久々に会う人もいました。その中で一番の笑顔はこの人かな?