第1ステージをレフェリーとともに振り返る

今日はJFAハウスで、第1ステージを終えたところでレフェリングはどうだったのか振り返る会合がありました。レフェリーの出席者は上川徹さんと廣嶋禎数さん。
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ジャッジで正しかったものも、間違っていたものも挙げながら、第1ステージを振り返りました。空中でバレーボールのようにボールを弾いたり、抜かれそうになって決定機をつくられる前に相手を倒したりという場面や、DFがヘディングでボールを折り返してしまい、オフサイドポジションにいたFWが決めたので誰もがオフサイドだと思ってしまったりという場面が次々に映し出され、それについての詳しい解説がつきました。

どうやればより正しく判定できるのかという試行錯誤は続いています。もっとも、コパ・アメリカを見ていると、あの判定の中で選手は文句を言わずにプレーしなければいけないので、日本はずいぶん大人しいという気がします。

さて、気になったのは、J1で昨季よりファウルが増えていること。特に反スポーツ行為でのファウル数は去年の17節終了時が192だったのに対し、今年は205ありました。これはより厳しいプレーをみんながするようになったからか?

確かにフィジカルコンタクトが強いチームは増えました。ただ、僕にはそれだけとは思えません。

今年2ステージ制が始まり、第1ステージと第2ステージは別の大会だと見なされています。すると第1ステージの累積警告数は第2ステージまで持ち越されないことになりました。つまり、第1ステージ終了時点で累積警告数が2だった場合でも、第2ステージは累積警告数0で 始まるのです。

それぞれの大会の試合数の違いから今年は3枚で1試合出場停止、去年は4枚で1試合でした。ということは、今年は第1ステージで5枚イエローをもらったとすると1試合出場停止、第2ステージで3枚もらうとまた1試合出場停止となります。ところが去年までだと通算8枚で2試合の出場停止、つまり3試合の出場停止となるのです。

ということで、今年はイエローに対する重みが軽くなってしまいました。その影響があるのか? そう質問を出すと上川さんは「そうかもしれません」。杞憂かもしれませんが、選手はそんな計算をせず、そして安直なファウルをせず、「プレー」してほしいものです。 

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こんな道具を使って、角度によってはゴールインしているように見えたり見えなかったりするという実演もありました。 

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