昨今の出版不況にこんな新たな試みが
冷え込んでいる出版業界ですが、当然その波はサッカーの雑誌や書籍にも及んでいます。特にサッカーは2006年ワールドカップで惨敗した後の冷え込みが、まだ続いているのではないでしょうか。野球の選手名鑑はいろいろな種類が並んでいますが、Jリーグの名鑑は少なくなったことを考えると、サッカーの構造に問題があるのでしょう。
そういう中ですからサッカーの冒険的な本は本当に作れなくなってきました。ですが、そこで新しい流れも出てきています。
日本初・発!『サッカーを応援する人』が主役の写真集を作りたい
クラウドファンディングの形で資金を集め、本を出版しようという試みです。発起人はローカルフットボールジャパンの大場脩さんと富田晃さん。
自費出版という形になるのでしょうが、確かにこれだと資金集めと宣伝と読者獲得までできる手法です。もともとピッチ外に焦点を当てた本は苦戦を強いられることがよくあります。
こんな本もありました。
【中古】WE ARE REDS!サポーター戦記
ですが、確かに強いニーズはあるのです。求める人の数が少ないだけで。
この試みがうまくいってくれることを願います。そうすると、冒険的な本がいくつも作れるようになるでしょう。500部刷るために目標は100万円だそうです。5月28日までに目標金額に達しない場合は決済されないということでした。
もしかしたら、こういう本の走りだったのかもしれません。
このときは本の代金×10冊分を100人近くから集めて出版し、1人10冊ずつお渡ししたのでした。ついてくれた佐賀新聞社さんに感謝。
そして、
限界を超える サガン鳥栖躍進の秘密 (単行本・ムック) / 佐賀新聞社/編集
も出ています。