もうすっかり忘れられたレフェリングのお話し
アジアカップの時もレフェリングが話題になっていました。だってホールディングしたら、すごい額の罰金が来ていましたから。ホールディングが即20万円ということで、プロフェッショナル・ファウルのように止めてしまった選手個人に負わせるのは、少々かわいそうな気もしました。それにあんな高額な罰金を払えない国や選手はどうなるのでしょう。国の豊かさが「反則も戦術」ということに使われるのには反対したいと思います。
さて、毎年その年のレフェリングの基準がどうなのか、テスト形式で学ぶ講習会が 今年も開催されました。テストの内容は、去年の実際の試合の一場面を切り取って、それがどちらの反則なのか、警告とか退場のレベルなのか、あるいは反則ではないのかということを判断するもの。確かにホールディングは去年同様厳しく取られます。それ以外にもハンドリングでは、一昨年までとは去年の途中から基準が変わっていました。
そして今日はテストだけに留まらず、テスト後にレフェリーの方々と一緒に歓談できるという場つき。そこには村井チェアマンまで登場する豪華さでした。
実はこの講習会の時、毎年提案しているのは「スタジアムでこのテストを行ってはどうか」ということ。実際の試合の映像を使うと対戦カードによっては不快に思う人がいるでしょうから、CGにしたり、別に再現フィルムを作ったりして流せば、リテラシーが向上すると思うのですが。
このお話をしたところ、村井チェアマンは「いいね!」とおっしゃってくださいました。ただ、予算もある話なので、本当に実現できるかどうかは不明です。実現すると、面白いんですけどね~。