ステラvsアンジュ　今日を象徴する言葉

ノジマステラ神奈川相模原がこの試合に勝てば、2位以内が確定。最低でも入れ替え戦進出が決まります。引き分けると、最終節の高槻戦で勝てばなでしこリーグ1部ですが、このケース以外だと入れ替え戦か、日体大の成績次第でどうなるかが決まります。

試合の前日、放送席から見た景色。

結果はサイドの攻防で後れを取ったステラが1-2で敗戦となりました。これで最終戦に勝っても入れ替え戦進出の可能性が高くなりました。 

あえて引き分けの選択肢を選ばなかったのは菅野監督が勝負に出たということ。この日は負けました。しかしここまで勝ち残ってきたのは菅野監督の采配のおかげだったのは間違いないことです。

試合後、サポーターの方と話をしました。そこで出てきたのが今日を象徴する言葉。
「正直、どうすればいいかわからなかった」

サポーターは選手の緊張をほぐそうと、明るく楽しい応援を繰り広げました。たとえば男子のリーグなら、もっと相手にプレッシャーをかけるような応援をすることがよくあります。ですが、それは今の女子サッカーにはそぐわないし、ファンを減らすことにもなりかねない。 やったほうが自分たちにとってこの試合は有利になるかもしれないけれど、将来的に考えるといいことかどうか、という判断だったのではないでしょうか。

きっとピッチの中の選手も、自分たちではどうすればいいのか、わからなかったのだと思います。 久しぶりの3-4-3、しかも相手がリード、サイドでうまく起点を作られている、という状況にうまく対応できていませんでしたし、菅野監督の修正もうまくいきませんでした。

これを選手が自分たちで修正できてこそ、トップリーグに上がれるというもの。今後のステラに期待します。