川崎vsG大阪 前線の基点になっていたのは元川崎の選手
10月9日に開催された準決勝第一戦は、G大阪 3-1 川崎 とG大阪が先勝。最近のG大阪の好調ぶりを考えると、1失点は仕方ないところでしょう。となると、川崎は3点以上奪うのが目標と考えて良さそうです。先制点を挙げ、たたみ込んで優位に展開したいところではないでしょうか。
9分、レナトのクロスを大久保が合わせて、川崎が先制します。ここまでは川崎の狙いどおり。川崎はG大阪を厳しいチェックで追い詰め、19分、23分と決定機をつくりますが東口の安定したプレーにゴールなりません。
落ち着いたG大阪は元川崎のパトリックを前線の起点にすることで攻め返します。そして42分、阿部が先制点を挙げるとその3分後、またも阿部が加点し2点のリードを奪いました。パトリックは川崎のパスサッカーでは強みを出せませんでしたが、1人で踏ん張るプレーをさせると非常に効果的な動きを見せていました。
この時点で川崎が勝ち上がるためには、5点が必要となります。45+3分に中村がゴールを挙げて2-2として後半に望みをつなぎました。
51分、レナトがゴール前にボールを送ると森谷が決めて3-2。さらに63分、足首に故障を抱える中村を投入して勢いを増そうとしたのですが、G大阪ががっちりと蓋を閉め、パスを許しませんでした。
結局試合は3-2で川崎が勝ったものの、第一戦の勝利とこの日の2点目が効いてG大阪が勝ち上がり。川崎は敗戦と同時に、コンディションの良くない選手が複数出てきて残りのリーグ戦にも不安な材料が出てきました。