【W杯】アルゼンチンvsスイスのはずなのになぜか……

昨夜から町にはアルゼンチンのユニフォームを着た人たちが溢れています。背番号10の上にMESSI、下にMARADONAと書いてある人たちがいるのですが、思わず日本語で「ケンペスはどうした、ケンペスは」と突っ込んでしまいました。言われたほうは訳もわからず、こっちを向いてにっこりしてくれましたが。

さて、試合は延長後半の残り数分だけが面白いという展開に。スイスの守りはたいしたものですが、まるで1人少ないかのように引いて守っています。アルゼンチンもスイスのワナに引っかからないよう慎重に試合を進めたため、停滞した時間が続きました。

その中で応援の声が響きます。おなじみの「アルヘンティナ」が圧倒的に優勢なのですが、あるとき試合展開に業を煮やしたのか、ブラジル人たちが「ペンタ・カンペオン(5度のチャンピオン)! ペンタ・カンペオン!」と叫び始めました。すると場内が一気にこのかけ声に包まれます。

これはどう考えてもアルゼンチンに対して優勝回数を誇ったブラジル人たちのコール。このコールが聞こえるとアルゼンチン人は試合展開をほったらかしてブーイングを始めました。アルゼンチンvsスイスのはずが、いつの間にかブラジルvsアルゼンチン(笑)。

試合の最中にもなにやら騒動が起きていましたが、今回は内容を確認できず。試合後に観客席の下まで行ったのですが、ここでもケンカには遭遇しませんでした。80年代などは、アルゼンチンとブラジルが試合をすると試合後に必ず乱闘が起きていたのですが、はたして今年は両者の激突はあるのでしょうか——。

 

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