【W杯】FIFAに「これはダメだ」と取り上げられる(涙)その2

今日はガーナvsUSAの取材でスタジアムへ。ここはどこまでできているのでしょうか……。

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スタジアムはできているようです。周りはできていません。メディア入り口に向かう坂道は砂まみれでするする滑って倒れる人続出。注意が必要です。

入り口のX線チェックを受けた後、カバンを開けるように指示されました。そこで指摘されたのが、「傘は持ち込めない」ということ。

ちなみに、日本大使館からは「天候が不安定なため,突然の強雨に注意が必要です。(16日)」という注意喚起がなされている、鉛色の空。
「どうして? 折りたたみ傘の何が悪いの?」
「危険だから。凶器になるから」
「え? じゃあ試合後まで預かってくれますか?」
「それはできない。ここで捨ててくれ」
「いやいや、これはワールド・フェイマスなユニクロのエクスペンシブ・アンブレラだから勘弁して」
「例外は許さない。規則は規則。それからこれも持ち込めない」
そう言われて取り上げられたのがiPad!
「どうして! それは僕の取材ノートだよ」
「wifiの電波を掴むものはPC1台しか認められない」
「いやいや、そんなルール聞いたことがないし、そんなこと言うならスマートフォンは全部ダメなはずでしょう」
「規則は規則だから」
「いや、それ規則の解釈が違うはずだから確認して」
 もめていると、もう1人の係員が来てiPadを見て「ああ、これは大丈夫」と言ってくれました。
するとそこまで英語で説明していた係員がいきなりポルトガル語オンリーに。そして傘を速乾性の傘袋ごと取り上げようとします。

「じゃあ、一度ホテルに帰る。そして置いてくればいいだろう?」
英語で言ったのに係員は「オッケー」と言って外に僕を戻しました。 

早い時間にスタジアムに行ったのが幸いして、もう一度ホテルに戻り、傘を置いて出直しても十分な時間がありました。そりゃ安い傘なのですが、旅が始まったばかりなのに取り上げられても困るし、何よりすごく上からの言い方に頭に来て抵抗しようと思いまして。

もう一度スタジアムに行くと件の係員はまたもとても上から見ているように「オッケー」と言いながらニコリともせず通します。

さて、メディアセンターに入ると傘を持っている人がいました! どうしたのか聞くと、目の前でゴミ箱を開けられたけれど、その蓋をバタンと閉めて歩き始めたのだとか。まったく、強いものには弱くて弱いものには強いのだから。 

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