【W杯】サンパウロ着! でもすでにやられてしまった感が……

本当は、僕は「~の感がある」という文章は嫌いです。特に選手を評価するのにそう書くのは、裏付けがない感覚だけで読者を誘導している気がします。そもそも断定で書くためには、きちんと客観的なデータを示せないとダメだと思っています。

そう思っているのですが、なぜかサンパウロ行きの飛行機を降りたときには、すでにやられてしまっている感が……。

まず、羽田からミュンヘン行きに乗った人たちに比べると、ミュンヘンからサンパウロに乗った人たちは思い切りみんなデカイ、太い。174センチの自分がホビット状態。そんな人たちを見ながら、「これで球扱いがうまかったらどう対抗すればいいのか」と考え込んでしまいました。こういう人たちの中でプレーすると、自分の特長をどこで出すかハッキリできなければダメだろうし、日本代表選手たちはそういうことをやっているのだろうと思うと、彼らの苦労が忍ばれました。

ただ、それ以上に座った席の隣は空いていて、さらにその横に「ブラジル人の若い女性」という、イメージどおりの方が座っていらっしゃいました。彼女は僕との間にある空いている席にバッグを広げ、露出度の高い服から伸びた足を投げ出して寝るという暴挙に出たのですが、目が合うとキッと睨まれて、つい何も言い出せなくなってしまいました。

うーん、これからの旅が楽しみ心配です。

ところで、ドイツ人、クロアジア人、ブラジル人の他にもペルー人、エクアドル人といろいろな人がサンパウロに集結しているのですが、その中で。
DSC02187

昔、 沖縄にいたことがあり奥さんが日本人なのだそうです。こうやって青い服を着て誇らしげに歩いているのをみると、こちらももっとがんばらなければという気がします。何をがんばるかはよくわかりませんが。

サンパウロに到着し、日本で両替しておいたドルをレアルに両替しようと思いましたが、よく考えると空港の両立がいい訳はないので、新生銀行の預金口座からレアルで引き出しました。ところが、
DSC02188
第2ターミナル1階のATMは17台のうち動いているのが1つだけ。長蛇の列ができていました。これだと第3ターミナルのATMのほうがすいていたかもしれません。

スターアライアンス系の航空会社は第3ターミナルに到着します。ここが1番きれいで、あとは少々古いので、第3ターミナル3階カフェにて食事をしました。
DSC02190
これで15.90レアル(約750円)。大きさはIKEAのホットドッグの80パーセント。「おい、これは小さいのかい!」と思わず突っ込みます。パンは堅め。

南アフリカ大会のときは空港からメディアセンター、メディアセンターからメディアホテルとバスが運行されていました。1時間に1本なのが、なぜか2時間半待ちなどという不思議なメディアバスだったのですが、とりあえず安全でした。

ブラジルではどうなのか。空港からのバスは運行されていないようです。第3ターミナルと第2ターミナルにはワールドカップ用のインフォメーションセンターができていましたが、第3ターミナルで話を聞こうとしたら第2ターミナルに行ってくれ、ということでした。その第2ターミナルのインフォメーションで、メディアバスは出ていないけれど、有料のバスが運行されていると教えてもらい、出口を出て左に進むとチケット売り場がありました。

ワールドカップのデコレーションがあるのですぐにわかったのですが、空港から一時間、一時間に一本、でも交通マヒでどれくらいかかるかわからない、別のバスで市街地まで出て、そこから地下鉄に乗る方が安いし時間も読めるだろうということで、サンパウロでのADカード取得を断念。あきらめてレシフェに向かうことにしました。

さて、TAM航空では自動チェックインを行っています。朝8:00の段階で13:50のチェックインはスムーズに終わりました。でも預ける荷物はどうすればいいの? その場の係に「もう少し待ってから預けた方がいいかな?」と聞くと「構わないよ! 預けちゃいなよ!」とこれまたブラジル人女性というとステレオタイプとして思い浮かぶような女性たちが寄ってたかって言ってきます。

あぶなかった、あれで預ける場所が近ければ、僕は必ず預けていました。そして荷物はきっとどこかに……。

 

Follow me!