カタールでワールドカップを開催するときの懸念

2022年ワールドカップがカタールに決定したことについて、大規模な買収があったのではないかという疑惑がかけられています。9日まで調査が行われ、7月中旬に結果が発表される予定です。また、もし買収が決定した場合は、2022年大会開催に立候補していたアメリカ、オーストラリア、韓国、日本で再度投票が行われるのではないかという噂も、ブラッター会長がアメリカに決めたがっているという噂も流れていますが、どちらも推測の域を出ていないようです。

2011年アジアカップでほぼ1カ月、カタールに滞在したときに感じたのは人々の希望でした。ショッピングセンターには開催が決まったという飾りが誇らしげに掲げられていましたし、町の人からも係の人たちからもワールドカップへの期待を語ってもらいました。また、市場に行くとさっそくワールドカップ関連商品まで並んでいました。

カタールの1月はとても過ごしやすく、その時期に開催すれば何の問題もないでしょう。何より、日本が優勝したので日本にとってマイナス要素は少ないと言えると思います。国土は狭くてどのスタジアムに行くのも便利でしたし、バス移動などはスムーズでした。スタジアムの構造には問題が多々ありましたが、きっと作り直されることだと思います。

カタールの人たちから必ず聞かれたのが「どうして日本は2022年に立候補したのか? 2002年に開催したばかりじゃないか」ということでした。「あれは共催だったから。日本単独で開催したいのだ」と答えると「中東ではまだ1回も開催できていないのに」と反撃に遭っていました。

彼らから夢を奪っていいのだろうか、と思います。僕は処罰があったとしても、開催国はカタールのままでいいのではないかと思います。2011年は日本が優勝したことですし、それ以上に、アジアカップ実行委員会が報道陣に食事を用意してくれたので好感度がマックスまで上がっているから気になっているのかもしれませんが(冗談です)。

ただ、一つだけ僕にとって大きな問題があります。それはアルコールの持ち込みができないこと。2週間以内の滞在ならいいようですが、2011年はしっかり1カ月禁酒を強いられました。そういえばワールドカップのスポンサーにビールメーカーがいたような気も……。どうしてソニーが、なんて話になっているのでしょう?

 

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