映画「ネクスト・ゴール」は「アザー・ファイナル」的な

2003年に公開された、「アザー・ファイナル」という映画がありました。2002年6月30日、世界の多くの目が横浜でのブラジルvsドイツというワールドカップ決勝戦に注がれているとき、FIFAランク最下位のモントセラトと最下位から一つ上のブータンがFIFA公認Aマッチを行った様子のドキュメントです。

この「ネクスト・ゴール」(原題 Next Goal Wins 次のゴールを取ったほうの勝ち)も、FIFAランク最下位に沈み続けるアメリカ領サモアの物語。

どうやらワールドカップ1次予選の約3週間ほど前にオランダ人の新監督を招へいし、アフリカ領サモア出身の2選手を代表に招き入れ、初ゴールに初勝利を挙げ、1次リーグ突破にも王手をかけた際のドキュメントです。

映像の作り方や挟み込まれる風景は、それだけでも心打たれます。もちろん、かつてオーストラリアに31点を叩き込まれ、0-31という世界記録(と言われる:調べきれなかったので曖昧にしておきます)で敗れたGKがこの予選で復帰するという部分も、「オレももう一度立ち上がらなきゃなぁ」と思わせてくれること間違いなし。心の傷を癒されていく監督の姿も素晴らしい。

でも、アメリカ領サモアの失点場面では、思わず「そこフリーにするか!」と叫んでしまいたくなること間違いなし。ま、そう思っていいほど私もうまくはないのですけど(笑)。

とりあえずは東京と大阪でしか公開されないようです。公式サイトからご確認ください。 

試写会では偶然六川亨さんと一緒でした。思わず突っ込んでしまうところも。
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