ステラvsC大阪堺 どうしたステラ! 昇格候補とは思えない出来
なでしこリーグ昇格を狙うノジマステラ神奈川相模原が、チャレンジリーグ開幕戦でホームのギオンスタジアムにC大阪堺を迎えました。C大阪堺は中学生から高校生を主体としたチーム。すっきり勝って弾みをつけたいというのが本当のところだったでしょう。
その思惑は的中したかに思える立ち上がりでした。キックオフから15秒後、今年加入した南野が豪快なミドルを叩き込んで先制。さらに13分、混戦から南野が追加点を決めると16分、3列目から飛び出した吉見に見事なパスが通り3点目が生まれます。
ところがよかったのはここまで。考えられないようなミスが続き、リズムはすっかりC大阪堺に移ります。しかも吉田、吉見という普段は安定したプレーを見せる選手に決定的なミスが生まれるなど、主導権を握り返せるきっかけも生まれませんでした。
31分、1点を奪われハーフタイムに突入し、反撃しなければいけない後半も46分、加点されてとうとう1点差とされます。そのままギリギリ残り時間を過ごして何とか3-2でステラの勝利。試合を通じてよかったのは南野だけと言ってもよかったでしょう。 監督はC大阪堺のレベルアップを褒めていましたが、ほぼ無敗でいかなければ昇格が微妙となるチャレンジリーグにおいて、とても昇格候補とは思えない戦いぶりでした。
はたして立て直しができるのか。菅野監督の手腕が問われます。