浦和の横断幕事件について 間違っていたかもしれません
前回、「浦和の横断幕事件について」というブログを書いた中に、
「何より、『JAPANESE ONLY』などという、どうにでも取れそうな表現を使っていたことにもがっかりです。後ろ足に重心がかかっていながら選手には「前に出ろ」とは言えないはずですから。」
という部分があります。
ですが、その後、
1.ゲートの入り口に横断幕が掲げられていたこと
2.外国の方がやってきてもめたことから、ゴール裏での外国人排除を狙っていたという釈明があったこと
を考えたとき、もちろん「外国人排除」には大反対なわけですが、もし「JAPANESE ONLY」が2の意味に使われていたとしたら確かにこの表現になるわけで、僕が書いた「どうにでも取れそうな表現」ではなかったことになります。すると「後ろ足に重心がかかっていながら」という部分も、間違った認識となります。ですから、「選手には『前に出ろ』とは言えない」というのは言いすぎだったということになります。
真相は明らかになっていないし、横断幕の当事者を探して真意を聞こうとはしていませんから、これが完全に間違いだったかどうかは判りません。ただ、正しくないことを書いている可能性がありますので、当該するブログを修正せずに、ここにそのブログの問題点を書いておきます。サポーターの応援したいという気持ちまでも疑っているのは、あまりに疑心暗鬼過ぎるのではないかとも思っています。もし本心から違っていたのなら、そこに対して疑念を持ったことには謝りたいと思います。
もちろん「外国人排除」には大反対ですが、この2の部分は非常に微妙な問題を含んでいると思います。昔、フランスのあるクラブはゴール裏の入り口の前にウルトラ出身の警備員を立たせて、「入ったらトラブルになりそうな人物」を排除していました。そこでは肌の色などにより入場制限をしているということで「差別ではないか」という質問に「双方にとってトラブルにならないようにしている」という内容だったと記憶しています。
差別問題とともに、自由席とは何が自由であるべきなのか、という差別問題と比較すると小さいけれど、いつも浮上してきている問題に目を向けるべきなのかもしれません。