日本vsコートジボワール 薄氷の上を駆け抜けたような勝利

ビーチサッカー日本代表がコートジボワールを延長戦の末、4-3で下しました。これで勝点は6。ロシアがパラグアイを、こちらも延長戦で下してくれたので、日本は2位となり準々決勝進出です。

ビザの関係でわずか6人、交代選手は1人だけというコートジボワールは、ここまでパラグアイに6-10、ロシアに2-5と敗れていました。ただし、2試合で8点を奪うことができたということは、攻撃力はしっかりしていることを意味しています。

実際、この試合で先制したのはコートジボワール。山内選手がすぐに同点としてくれましたが、2点目も奪われ、これもすぐにオズ選手のゴールで追いつきます。

この「点を取られてもすぐに取り返せる」という展開が、この試合を難しくしました。日本選手はロシア戦で学んだはずの教訓、「シュートを打つ」というのが頭から飛んだようなプレーぶりでした。そのため、常に後手に回り、たたみ込むことができません。

もう1つこの試合を難しくしたのはレフェリングでした。これまでの2試合はテレビの画像からも主審がなぜ笛を吹いたのかよくわかったのですが、今日のレフェリーは何がなにやらよくわかりません。イエローは出るしレッドも出るし、基準がよくわからなかったので選手は戸惑っていたのかもしれません。

シーザーを思わせる照喜名選手の活躍がなければ危ないところでした。結局2-2で3分間の延長へ。しかもここでもコートジボワールに先制を許します。このピンチを救ったのがオズキャプテンでした。今度もすぐさま同点とすると、最後は松尾選手が決めて何とか逃げ切り、ロシアとパラグアイの結果待ちとなりました。そしてロシアがパラグアイを延長で下したおかげで、日本の準々決勝進出が決定したのです。

準々決勝の相手はブラジル。ここを破れば世界を驚かせることになるでしょう。がんばれ! ビーチサッカー日本代表!

 

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