仙台往復バスの旅 7000円と4900円の違い(その2)
朝までしっかり仕事をして、帰りは4900円の「JAM JAMライナー」で新宿を目ざします。
バス乗り場は前日のバス到着場所、仙台駅東口です。
「JAM JAMライナー」は自分で座席指定ができません。3列独立シートなので隣との圧迫感はないのですが、席が選べないのは次第に時代後れになってきています。
3人がけの真ん中の席。しかも前後のど真ん中。安全と言えば安全なのですが……。
空気枕、目隠し、スリッパが付いてきました。これはうれしいかも。ただ、空気枕はちょっとサイズが小さくて首を締め付け、目隠しは鼻の横を隠す部分がなくて光が入ってきます。
コンセントはなし。無線LANも飛んでいません。でも、このバスにはトイレがありました。これでUターンラッシュ渋滞に巻き込まれても大丈夫——と思っていたのですが、ほぼ混雑しないまま首都圏に入りました。
アナウンスは全部運転手さんの肉声です。「旅の散策」は非常に細やかなアナウンスがあったのに対し、こちらは必要最小限だけ。休憩は2時間ごとに2回ありましたが、2回目の休憩の時、10分ほど出発が遅れたのにも拘わらず何のアナウンスもなし。どうしたのだろうと思っていたら、「出発します」という声もなく発車しました。そう言えば、パーキングエリアに入るときのアナウンスもなかったと思います。
新宿に近くなってきたところで「約30分遅れです」というアナウンス。運転手さんの性格にもよるのでしょうが、ちょっと不親切な案内でした。
席の予約ができて、アメニティがあって、コンセントと無線LANとトイレがあって、アナウンスがしっかり流れ、料金が安い。そんな、「旅の散策」と「JAM JAMライナー」の両者のいいところが一緒になった会社があればいいのですが。