横浜FCvs千葉 難しいのはどっちか
J1昇格プレーオフ初戦の横浜FCvs千葉は0-4と大差をつけて千葉が勝ちました。
この大会のレギュレーションは引き分けた場合、リーグ戦の順位が上のチームが勝つというもの。したがって引き分けなら横浜FCが有利です。
そんな状況の中で35分、千葉が先制します。バウンドしたボールを藤田選手が手に当ててGKをかわしたようにも見えました。横浜FCの選手がずいぶん後になっても抗議していたので、横浜FCとしては釈然としない点だったかもしれません。
ところが、そのゴールで横浜FCの雰囲気が一変しました。急に追い詰められたような空気が漂い、パスミスを繰り返すようになります。 きっとハーフタイムには山口監督が落ち着かせたのでしょうが、それでも53分、米倉選手の追加点を許すと、ますます混乱が広がりました。
横浜FCは1点さえ返せばいいのだから、55分掛けてじっくり相手を煮詰めてもいいはずでした。自滅とも言えるでしょう。もっとも横浜FCは第8節まで最下位だったのですから、4位でシーズンを終えただけでも大成功と言えます。来季にも期待できるのではないでしょうか。
そしてこのレギュレーションはじっくり守ることができる、先制されても焦らない、そんなチームであることがJ1では大切だと言っているような気がします。