ノジマステラvsノルディーア北海道 輝いた一番星

この日は日刊ゲンダイの絹見記者も取材にいらっしゃっていました。選手入場のとき、子どもがFIFAアンセムを口ずさんでいるのを聞いて、絹見記者は「もう日本は大丈夫」と感激していらっしゃいました。

初日で固さの取れたノジマステラでしたが、北海道が敷く5バックの布陣になかなかフィニッシュに持ち込めません。実は前日、選手の何人かと「明日の試合はPK戦に持ち込んでも勝てばいいから、極端な守備的な布陣を採るかもしれない」と話していたのですが、そのとおりになりました。

21分、前日はシュートをかっさらわれた井上選手がヘディングで決めて先制します。ところが後が続きません。北海道は集中力を切らしませんでした。

ハーフタイム、「難しいゲームになった」から始まった菅野監督の指示は次のとおりでした。
1. ずるずる下がらない。2人でボールを奪いに行ったときはもっと厳しく
2. サイドMFとサイドDFで崩せ。CFは左右に動くな
3. 相手は1トップだからDF2枚で見る。残り1人は攻撃に参加しろ
4. MFは相手ボランチ2枚の後ろに入ってFWをサポートすること

ノジマステラが得意とする後半、試合が動きます。52分、左サイドの長澤選手からクロスが上がり、井上選手が中央で合わせます。これが相手選手にあたってオウンゴールとなりました。ノジマステラはたたみ込み、55分、前日ゴールがなくて燃えていた河原崎選手が攻撃参加した坂本選手のスルーパスに抜け出し4点目。さらに63分には金井選手が河原崎選手とゴール前で絶妙のコンビネーションを見せて抜け出し4点目を奪いました。ノルディーアはシステム変更や選手交代で最後まで粘り強く反撃してきましたが、ノジマステラは何とかかわし続けました。

90分、古市選手が交代出場しました。ノジマステラが発足して、最初の練習試合で記念すべきチーム初ゴールを挙げた古市選手ですが、その2週間後に負傷し、まだ全体練習にも参加できません。というか、走ることができません。ですが、菅野監督はピッチに送り出してあげました。送り出した後に「真ん中にいろ~」と指示を出したのには、みんな笑っていたりしましたけど。

関東大会の激戦を勝ち抜いて、ノジマステラはパワーアップしていたと思います。そしてこの方も。
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山内取締役。関東大会ではやつれていらっしゃいましたが、今回はまだ余裕がありました。
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「2ショットで!!」というリクエストだったのですが、選手は……(汗)。

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サポーターのみなさんも張り切っていらっしゃいました。この日新調したばかりのフラッグ。選手の励みになったことだと思います。

さて、ノジマステラのこの1年について、最終発売のサッカーマガジンに2頁ほど書かせていただけることになりました。ご覧いただけたら幸いです。よろしくお願いします。

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