オーストラリア遠征日記 その7 この遠征のオチはこれか~!! 涙!!
前半は素晴らしい戦いでした。オーストラリアが最初に押し込んできて凌いだ日本が押し返すという内容は、やっと最終予選がやってきたと感じる見応えのある見応えのある攻防で、どちらがゴールを奪ってもおかしくない展開でした。
そんなワクワクする試合が終わったのは65分、日本が本田選手の見事なドリブルから栗原選手のゴールをアシストしたときでした。その後、必要以上に激しさを増した試合に主審は歯止めをかけられません。それどころか70分、よく訳のわからないPKで試合を無理矢理降り出しに戻します。
ただ、実は記者席では55分、ミリガン選手に2枚目のイエローカードが出されたときから「いやな展開になった」という声が聞かれていました。というとも、2枚目の警告を出した後に、レフェリーはレッドカードを出すのにしばらく時間をかけていたからです。まるで退場させるのをためらっていたかのようでした。
「こりゃきっとバランスを取ろうとするよな」という記者席でのひそひそ話を主審は知っていたかのように、同点にして退場者も出しました。最後のFKを蹴らせなかったのも、これまたみんなの予想どおり。これが思い違いであってほしいと切に願います。
それにしても、今回の遠征のオチがこれかよ!! って感じでした。
それでも救われたのはミックスゾーンの選手たちの態度のおかげです。PKを取られた内田選手はいつものとおり一番最初にメディアの前に現れ、感情を高ぶらせることなく語っていましたし、退場になった栗原選手もメディアの前できちんと対応を続けていました。本当は一番悔しいだろう選手が、そういう姿勢をみせてくれていたことを見るために、僕はこの遠征に来たのかもしれません。
でもなぁ(涙)。