川崎vs磐田 苦しみながら勝利した川崎とぶれない磐田

川崎は稲本選手を中盤に戻して、左サイドバックに登里選手を起用。この登里選手と、このところ出番が少なかった楠神選手の張り切りが川崎の推進力になっていました。非常にまとまりがあるものの、この日はなかなか縦パスが出ない磐田はすっかり川崎にペースを奪われます。

30分大島選手、53分矢島選手(PK)、55分田中選手が決めて川崎が3点リード。磐田は59分、PKを与えてしまった山本選手が1点を返し、自分のミスを帳消しにします。そしてこの試合の見所の62分。右サイドで田中選手と細かいパス交換をして体の向きを整えた中村選手が素晴らしいロング・グラウンダー・スルーパスを前線の矢島選手に通します。矢島選手が強さを生かしてグイと抜け出し、試合は4-1になりました。

ところがここから崩れるのが川崎らしいと言えば川崎らしいのですが、67分、再び山本選手が決め、アディショナルタイムには阿部選手が加点して4-3。もし川崎が取られたPKを西部選手が止めていなければ、壮絶な同点劇になるところでした。

ともかくこれで風間監督の川崎は何とか勝利をモノにしました。逆に磐田は、前田選手が「自分たちの方向は変わりません」と言うように、きっとぶれないでこのサッカーを続けるのだと思います。磐田のコンディションがもっと上がっていれば、きっとまた別の展開になったのでしょう。

それにしても、昨日のACLのFC東京が4-2、今日は4-3。2日で13ゴールは得点好きにはうれしい日々でした。

Follow me!