日本代表記者会見ウィークを終えて
今週は2回の日本代表記者会見がありました。1回はU-23日本代表、もう1回は日本代表。両方に参加して感じた恐ろしさ。
日本代表を取り巻く“熱”ってまだあるんでしょうか。
ホントはどっちもエキサイティングな記者会見になってよかったはずなんです。
U-23日本代表は前回の敗戦で1位通過が崖っぷちになってきたんだから。前回の反省はどう生かされるのか、戦術のミスはどう考えるのか、海外組の選手たちは本当に呼ばなくていいのか、最終節を同じ自国に開催するために何かしなくていいのか、相手の攻撃にさらされ続けた権田に対する不当なほどの非難についてどう思うか、これで五輪出られなかったら誰がどう責任を取るのか……と、今になるといろいろ思い当たります。
日本代表にしても、前回の朝鮮戦の敗戦から、あの試合に出た選手にはこれからどれくらいチャンスを与えるのか、敗戦したと言うことは戦術的理解度が進んでいないのか、3-4-3はどうするんだとか、これも終わった後に、しまった質問しておけばよかったと反省しました。
だけど、記者会見そのものが、何か大過なく終わってしまっているように感じるのは僕だけでしょうか。あるいはそういう“熱い”質問が出しにくい、ちょっとさめた雰囲気に思えてしまうのは、僕の精神状態の問題なのでしょうか。“中2病”的質問をするのはちょっと恥ずかしいって自分で思わず思ってしまっていたのでしょうか。
五輪には出られるよ、とか、ワールドカップまでにはもっと代表が強化できているよ、とか、なんかそんな楽観的なムード、あるいは、ややもすると無関心にも思える空気がありそうな気がして、ちょっと心配です。そしてそれは自分の心の中に潜んでいる気もしています。