素晴らしい生徒たち
講演会をやらせていただいた小城中学校は素晴らしいところでした。校舎はきれいだし、カラーリングやアイコンがオシャレだし、校庭は広いし、自然が広がっているし。
講演会の前に、驫木校長先生のお話を聞きました。
降り始めた雪を見ながら、「何かを決めるとすべてに対応しなければならなくなります。たとえば雪が降って山間部からの通学は大変だろうから、みんな9時までに登校しなさいと言うと、それに遅れたら遅刻扱いになるのだろうかと親が心配して連絡してくる。それに対応すると、また別の問題が発生して、それらに全部対応していると、全体を考えると矛盾が生じるんです。だから『安全に登校しなさい』というくらいの自分で判断させるのがいい。みんなが考えるようになります」
いやいや、そんな素晴らしい話をいつもされている生徒たちに僕が何を言えばいいの?
と思っていたのに、 体育館に行くともうみんな待っていてくれました。まずは校長先生のお話。この写真からは見えないのですが、僕の名前や演題も素晴らしい達筆で書かれて張り出されていました。驚いたことに、その習字は中学1年生の生徒が書いたものだそうです。いや、ますますそんな生徒たちに何を言えばいいのか、困ってしまいました。
ですが、話をしなければなりません。みんな~、みんなの時代に僕は落ちこぼれだったよ~、すまない、僕がしてきた失敗をみんながしないですむように、と話をします(汗)。
で、終わったら生徒会長でもあるサッカー部のキャプテンが謝辞を言ってくれるわけです。これがまたハンサムボーイで、しかも僕の話のここがよかった、なんて言ってもらうわけですから恐縮しかりです。うーん、これは僕のほうがみんなの話を聞いたほうが勉強になったかも。ともかく、近年まれに見るくらい緊張しましたよ。
最後にサッカー部の練習もちょっとだけ見られました。みんな、次はスタジアムで会おうね~。