フジテレビと歯医者さんおそるべし
本日夕方、歯医者さんで大きく口を開けているところに携帯が鳴りました。なんと、フジテレビのアナウンサー青嶋さん。現場ではいつもお話しさせていただくものの、お電話をいただくのは初めてです。
慌てて出ると、内容は「サガン鳥栖」の発音はどこにアクセントを持ってくるのか、ということでした。
確かに「サガン鳥栖」を「サガン」と「鳥栖」とに分けて考えると、「サ」と「ト」にアクセントを置くのが自然です。「サガン・トス」になるのでしょう。ですが、地元では「サ・ガントス」と「ガ」が強調されます。言葉の持つ意味はなくなってしまうのですが、地元の人にはこちらの方が馴染んでいるアクセントだと思います。
そう青嶋さんに申し上げると、「実はサガテレビの方も同じことをおっしゃっていました。地元の発音と違う放送になるのは忍びないというご意見でした。どう思いますか」と聞いていただきました。
「外国語の発音をできる限り現地と合わせようとしている現在の風潮ですから、私は地元と同じほうでいいのではないかと思います」
「そうですか。まだどうなるかわかりませんが、そういう要望がありそうだと会議に上げておきますね」
青嶋さんはそういうと電話をお切りになりました。いやぁ、まさか僕のところまでそんなリサーチをかけていただけるとは。フジテレビおそるべし、です。そして、もうそんな細かな部分まで詰め始めているのですね。思ったよりシーズンは早そうです。
歯医者さんは笑いながら席を外していてくれました。そして治療に戻ってきたところで一言、「レアルって、今なかなか勝てないですね~」。おお!! この日の朝のクラシコのことのようです。ま、まさか歯医者さんでそんな話ができるなんて!! 日本にも次第にサッカーが根付いているってことですね。