大盛況だったセレクション
本日は新横浜でノジマの新女子チーム立ち上げセレクションの取材に行ってきました。この話題を当日の夜、更新しなかったのは新聞やテレビなども取材に来ていたから。いい情報は有料で手に入る、ということにならないと報道の世界が先細るばかりだと思いますから。
チーム立ち上げのリリースが12月12日でしたから、セレクション参加者の募集期間は2週間もありませんでした。それで申し込みが60人、当日参加者が48人と大盛況。12日のリリースの段階では監督は募集中ということになっていましたが、菅野将晃氏がみんなの前で「自分がこのチームを率いる」とおっしゃっていました。あとで聞くと「今日承諾した」とのこと。これもチームが一歩進んだということだと思います。
さて、セレクションの内容はパス、ドリブル、1対1のトレーニングを行い、その後ハーフコートの8対8を10分×4本、フルコートの11対11を10分。14時にスタートしたセレクションが終わったのは、もう暗くなってきた17時少し前でした。
トップチームは16人から20人までというコンパクトな形で作るそうです。ということは、この日応募した60人のうち、15人前後が当籤ということでしょうか。ただし、参加者は小学校6年生から社会人までと、年齢層の幅が広い選手たちが集まっていたので、今後はジュニアユース、ユースなども含めて組織を考えるということでした。
なでしこリーグの選手も知っている限りでは4人いました。さすがにこの4人は目立っていました。おもしろかったのは、トレーニングでは巧さがわからなかったのに、ゲーム形式になると急に存在感を見せる選手がいたこと。ゲーム形式になるとトレーニング形式よりも個人ガボールに絡む時間は短くなるのに、そこで個性を出せるというのは、人間としての力が備わっているということでしょう。
もちろん逆もありました。上手いのに、ちょっと気後れしている感じの選手もいました。ところどころ光るのですが、遠慮気味になってしまうんです。こういう選手は採用するほうとしては迷いどころなのかもしれません。そういう選手に取ってみると、こういうセレクションがたくさんあって、こんな厳しい場所を何度も経験することで変わっていくこともあるのでしょうが、残念ながら女子サッカーチームは多くありません。それどころか、中学校以降はプレーするチームを見つけるのすら大変なようです。
どうか今日の選手たちがみんないつまでもプレーできる場所がありますように。そしてノジマのこのあらたか試みが成功しますように。