川崎についての考察
チームワーストの8連敗と苦労している川崎。どこがどうなって何なのだ~!! という考察をちょっとしておきます。
まず昨シーズンの成績を振り返ってみましょう。
これが得点順位表です。
01 G大阪 65
02 川 崎 61
03 清 水 60
04 C大阪 58
05 名古屋 54
06 鹿 島 51
07 浦 和 48
08 新 潟 48
09 広 島 45
10 横浜M 43
11 仙 台 40
12 大 宮 39
13 磐 田 38
14 神 戸 37
15 F東京 36
16 湘 南 31
17 京 都 30
18 山 形 29
川崎の得点力は2位でした。
続いて昨シーズンの失点順位表。
01 鹿 島 31
02 C大阪 32
03 名古屋 37
04 広 島 38
05 横浜M 39
06 浦 和 41
06 F東京 41
08 山 形 42
09 G大阪 44
10 新 潟 45
10 大 宮 45
10 神 戸 45
13 仙 台 46
14 川 崎 47
15 清 水 49
15 磐 田 49
17 京 都 60
18 湘 南 82
川崎は14位です。
さて、今年の現時点での数字をみましょう。
まずは得点順位表。
01 G大阪 63
02 名古屋 47
02 C大阪 47
04 柏 45
05 鹿 島 44
06 川 崎 41
06 磐 田 41
08 横浜M 36
08 広 島 36
10 神 戸 33
11 浦 和 31
12 清 水 30
13 甲 府 28
14 仙 台 27
14 新 潟 27
16 大 宮 25
17 山 形 21
18 福 岡 19
川崎は6位にまで後退しています。
失点順位表は、
01 横浜M 22
01 仙 台 22
03 名古屋 27
04 新 潟 29
05 磐 田 30
06 神 戸 32
06 浦 和 32
08 鹿 島 33
09 柏 35
10 広 島 36
10 大 宮 36
12 山 形 37
13 C大阪 39
13 清 水 39
15 G大阪 41
16 川 崎 45
17 甲 府 51
18 福 岡 55
2つ落ちています。もっとも、攻守ともに悪くなっているということで、攻守のどちらに問題があるかわかりづらくなっています。
そこで、得点/シュート数、失点/被シュート数という、得点率、失点率で考えてみます。すると、まず昨シーズンの得点率は、
01 清 水 60 403 14.9%
02 G大阪 65 452 14.4%
03 新 潟 48 367 13.1%
04 名古屋 54 426 12.7%
05 C大阪 58 475 12.2%
06 川 崎 61 517 11.8%
07 浦 和 48 451 10.6%
08 広 島 45 425 10.6%
09 湘 南 31 299 10.4%
10 大 宮 39 387 10.1%
11 鹿 島 51 511 10.0%
12 磐 田 38 390 9.7%
13 仙 台 40 427 9.4%
14 山 形 29 324 9.0%
15 横浜M 43 489 8.8%
16 神 戸 37 444 8.3%
17 F東京 36 444 8.1%
18 京 都 30 388 7.7%
続いて失点率は、
01 名古屋 37 483 7.7%
02 鹿 島 31 385 8.1%
03 広 島 38 440 8.6%
04 C大阪 32 362 8.8%
05 仙 台 46 479 9.6%
06 G大阪 44 438 10.0%
07 神 戸 45 445 10.1%
08 新 潟 45 444 10.1%
09 大 宮 45 443 10.2%
10 F東京 41 378 10.8%
11 川 崎 47 427 11.0%
12 横浜M 39 354 11.0%
13 山
形 42 378 11.1%
14 浦 和 41 361 11.4%
15 磐 田 49 411 11.9%
16 清 水 49 407 12.0%
17 湘 南 82 575 14.3%
18 京 都 60 409 14.7%
今季の得点率は、
01 G大阪 63 298 21.1%
02 柏 45 268 16.8%
03 磐 田 41 257 16.0%
04 名古屋 47 321 14.6%
05 鹿 島 44 311 14.1%
06 C大阪 47 365 12.9%
07 清 水 30 243 12.3%
08 横浜M 36 307 11.7%
09 広 島 36 312 11.5%
10 川 崎 41 365 11.2%
11 新 潟 27 247 10.9%
12 甲 府 28 259 10.8%
13 浦 和 31 291 10.7%
14 山 形 21 201 10.4%
15 神 戸 33 330 10.0%
16 仙 台 27 291 9.3%
17 大 宮 25 318 7.9%
18 福 岡 19 247 7.7%
失点率は
01 名古屋 27 359 7.5%
02 横浜M 22 261 8.4%
03 神 戸 32 364 8.8%
04 仙 台 22 241 9.1%
05 新 潟 29 292 9.9%
06 磐 田 30 284 10.6%
07 広 島 36 332 10.8%
08 大 宮 36 316 11.4%
09 浦 和 32 280 11.4%
10 清 水 39 303 12.9%
11 G大阪 41 312 13.1%
12 C大阪 39 291 13.4%
13 鹿 島 33 242 13.6%
14 柏 35 245 14.3%
15 山 形 37 253 14.6%
16 福 岡 55 319 17.2%
17 甲 府 51 295 17.3%
18 川 崎 45 242 18.6%
となります。
得点率としては、順位を除いてさほど変わっていないものの、失点率で川崎は最下位になってしまっているのです。
川崎の被シュート数はこのままのペースでいくと329本。これは昨シーズンに比べると約100本ほど少なくなります。実は改善されている、とも言えるでしょう。
だけど、この失点率の高さは、それだけ決定的なシュートを打たれているということになります。
ただ、全体を連動して押し上げるという相馬監督の方針なら、これまでの川崎より裏を取られることは多くなるはずです。また、6人で守り4人で攻めていた当時の川崎には強烈なアタッカーがごろごろいました。昨季のスタートはジュニーニョ選手、矢島選手に加え、鄭大世選手、レナチーニョ選手、ヴィトール・ジュニオール選手というコマが揃っていたのです。
外国人選手が減って、そのぶん、全員でサッカーをするというコンセプトを取るならば、チームが完成しない時期ならば当然こういうこともあるでしょう。川崎の強化部なら当然こういう事態も予想の範疇に入っていたと思います。
それにしても神戸戦の元気のなさはびっくりでした。けが人が多いこと、けがから復帰してすぐ出場している選手もいることを考えると、それも止むなしなのでしょうが……。
立場を明確にしておくと、私は相馬監督の解任には反対です。せっかく築いた方向を捨て去ると混迷すると思います。今はひたすら耐える時期なのでしょう。ともかくあと勝ち点9挙げれば、残留はほぼ確定するでしょうから。