50回目の日本vs北朝鮮(スコア訂正しました)

ニッパツ三ツ沢公園球技場で開催された「第50回 横浜市長杯争奪 日朝親善サッカー横浜記念大会」に行ってきました。

14時からの前座試合、日産OB・マリノスOBチームvs在日朝鮮人蹴球団OBでは懐かしい顔ぶれがずらりと揃っていました。加茂監督率いるOBチームはスタメンが越田選手、井原選手のCB、杉山選手(!)、鈴木健仁選手のSB、境田選手、マリーニョ選手のボランチ、右MF早野選手、左MF金田選手、FW清水選手、高間選手の2トップ。

在日朝鮮蹴球団OBはすごく紳士的に試合をしてくれたと思います。どう見ても在日朝鮮蹴球団OBのほうがスピードに溢れていたのですが、日産OBがボールを持ってもチェックせず、パスカットだけで対応してくれました。もっとも日産OBはハーフタイムの後にも「勝ちに行くぞ!!」と円陣を組むほど気合いが入っていて、軽やかな動きの井原選手、早野選手、金田選手、そして技の衰えないマリーニョ選手を中心に崩し、前後半とも終了間際に金田選手がゴールを挙げて2-0と勝利を収めました。

残念だったのは
在日朝鮮人サッカー協会の李康弘理事長のプレーが見られなかったこと。ハーフタイムのウォーミングアップで、ものすごく柔らかなボールタッチを見せてくれていたのですが、どうもそのときのヒールキックで筋肉を痛めたということで出場が取りやめになってしまいました。
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鄭大世選手の恩人です。

そして在日朝鮮蹴球団OBでもっとも人気があり、観客席から大きな声援を浴びていたのはスタメン1トップだった金光浩選手。鄭大世選手の大学時代の監督です。昔からのサッカーファンならご存じかもしれない、在日朝鮮蹴球団のスター選手でした。

その後の メインイベント、FC KOREAvs横浜市社会人選抜は、関東リーグ1部に所属するFC KOREAが1-0で勝利を収めています。

朝鮮半島の南北対立が影を落とすこともあったと言われる在日朝鮮蹴球団とは違い、FC KOREAには韓国人選手も在籍しています。その意味ではタイトルの日本vs北朝鮮とは違うかもしれません。それにFC KOREAにはかつて日本人選手も在籍していたそうです。サッカーには国籍を吹き飛ばすパワーが眠っているということでしょう。 

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