東京Vvs水戸 大熱戦の後で
すんごい試合でした。あまり細かいことは有料でやっている方々の足を引っ張るので書きません。ここではこぼれ話だけ。
試合前に柱谷監督に予想スコアを聞いたところ「2-0」。どちらが勝つということは曖昧だったのですが、それくらいの差がつくよ、ということでした。
8分、15分と立て続けに水戸がゴール。柱谷監督の予言が的中するかと思いました。ですが39分、東京V小林のFKが鋭くゴールに飛び、GKが弾いたものの飯尾が詰めて東京Vが1点を返して前半を終わります。そして49分、阿部のゴールで同点とすると64分、アラニョンの低いクロスに菊岡が飛び込んでとうとう東京Vが逆転しました。
後半、ガクンと運動量が落ちていた水戸ですが再び活発になります。バーを叩くシュートが2回あるなどの不運もあり、結局試合は3-2で東京Vが勝利しました。
試合後、記者会見場に鬼の形相で現れた柱谷監督でしたが、会見の最後に「小林のFKは素晴らしかった。自分が教えてきた選手が踏ん張っていると腹立って来ちゃった(笑)」と笑顔が出ました。その後も、今日活躍していた飯尾について「契約なしになろうとしているのを僕が救ったのに今日頑張る。本人はまだ元気にやっているところを僕に見てもらおうとしたと言っていました」とみんなを笑わせてからバスに乗り込みました。
川勝監督の記者会見ではU-17で活躍している高木三兄弟の末っ子、高木大輔に話が及びました。監督は学校のスケジュールさえ合えばトップチームと一緒に練習させる腹づもりがあるようです。ですが、「ただ(上の兄弟2人のように)すぐに出ていかないようにしておかないと(笑)」。
勝敗こそついたものの、お互いの監督はやれることをやり尽くして迎えたタイムアップだったのでしょう。それがきっと両指揮官の笑顔になったのだと思います。真剣勝負のあとの負けたチームの態度で、僕はその試合がどれくらいの楽しさだったかわかるような気がします。
劇的な試合に最後までハラハラしました。週半ばにいい試合が見られてラッキー!!