【遠征日記 7】ふれあい
まずはやっと再開したというコンビニの方々とラモス瑠偉さんたちの喜びの再会。
それから、その地域を回ります。そして食べ物や掃除機、電子レンジをプレゼント。
子どもたちを遊ばせたり
一人ひとりと会話をしたり
笑わせたり
写真を撮ったり
ごちそうになったり
ラッパを吹いたり
励ましたり。
何度も訪問しているからか、ラモスさんにみんな冗談をかまします。
「ラモスさん、iPodが2台ほしい」
「ラモスさん、畳が40畳ほしい」
「ラモスさん、オレビールはエビスしか飲まないからよろしく」
ラモスさんが「アホか~!!」と突っ込んでみんな大爆笑。そんな吉本のような雰囲気もありました。
もちろん、そんな空気ばかりではありませんでした。ある訪問場所では、義理のお母さんに不幸があったのに自分が生き延びたと引きこもったままの方がいらっしゃいました。その人はラモスさんの「ダメだ!! 生きているからには意味があるんだ!! 前を向かなきゃバチが当たる!!」という力の限りの言葉にずっとうなずいて、ラモスさんの姿が見えなくなるまで見送っていらっしゃいました。
そしてこの日、最後に会ったのは、ののちゃん。学校から帰ってくるとすぐお母さんの後ろに隠れてしまいました。声も小さくてもごもごと話しています。ラモスさんが来るって覚えていたらしいのですが照れくさい様子。
ののちゃんの家は新築したばかりだったのに津波にのみ込まれてしまっています。ラモスさんは、ののちゃんに会わないと帰らないと決めていました。
ののちゃんにプレゼントをあげてやっと一安心。
帰り際にののちゃんが車まで見送りに来てくれました。そして「ラモス瑠偉さん、ありがとうございました」とやっと大きな声で言ってくれました。やっと「さん」付けで呼んでもらったラモスさんもうれしそう。
この、ののちゃんに会うので今回のミッションが終了となりました。17時前に帰途についたのですが途中の渋滞がひどく、東京到着が深夜0時。橋村さんは初日以上に疲れていらっしゃいました。僕自身も疲れたのですが、よく考えたらラモスさんと橋村さんはこの行程を月に1回以上、必ず繰り返してきたのです。とてもお2人の行動が勉強になる2日間でしたし、また現地の方にいろいろと教えていただいた2日でもありました。
さて、自分がこれから何をできるか、また考えてみたいと思います。