6月7日 3バックは必要か
練習とチェコ戦を照らし合わせてみると、3-4-3の基本はできたけど成熟はこれから、というレベルだったと思います。
だけど問題はなぜ3-4-3に取り組まなければならないかということ。僕は攻撃と守備の両面で必要なのではないかと思っています。
攻撃では点を取りに行く際、アタックの人数をかけるために中盤を1人増やす。あるいは中盤を増やして高い位置でボールを奪い、ショートカウンターに結びつける。守備では、相手が前線に背の高い選手を2人並べてきた場合、マンツーマンでしっかり対応できるように中央を3枚にする。
相手が様々なフォーメーションを組んでくるのですから、こちらのバリエーションも多ければ多いほどいいと思います。いずれにせよ、成熟までに時間がかかることは明白ですが、日本ってワールドカップ出場だけをめざしているのではないですから、本大会までに熟成させてほしいと思います。
ところで、試合に出た選手、出ていない選手、途中から出た選手と、ミックスゾーンに現れた選手はいろいろで、フル出場していない選手は勝っても負けてもいつも悔しそうです。今日もある選手が「短い時間だったけれど、とにかく自分が代わった選手よりもアピールしなければならないと思ってプレーした」と言っていました。スポーツの世界ってそういうハングリーさを前面に出せるのが日常と違って素敵です。