それぞれの3・29

『東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 日本代表 vs J選抜』
この試合に対しては様々な思いが重なっていたと思います。しかもどれもすごく熱い思いが。

高橋登さん。2010年10月から仙台サポーターのコールリーダーです。3月12日は彼が初めてホーム開幕戦で声援をリードする日になるはずでした。その彼が、仙台のみんなの思いを乗せた横断幕を１人仙台から運んできました。そして僕は彼のドキュメントをどうしても書きたくて、サッカーマガジンにページを取っていただきました。

ラモス瑠偉監督は、この試合が決まったとき日本サッカー協会に出場したいと電話で訴えたそうです。ですが、J選抜はJリーグ管轄だったため、あまり無理を言ってもいけないとあきらめたということでした。それでも大阪にきて募金のお願いをずっと続けていました。それからずっとサインにも応じていました。

日本サッカー協会の高埜さん。急に開催が決まった試合でしたから、裏方は本当に大変だったと思います。「もう4日ぐらい寝てません」と疲労困ぱいの中で作ってくれた笑顔。 

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