ビーチサッカー日本代表にまたアクシデント
ビーチサッカー日本代表のみなさん。ワールドカップ予選に向けて出発します。
出発を前に監督から一言。
さて、そのワールドカップ予選ですが、前回お知らせしたときからさっそく変更がありました。15カ国のうち、アフガニスタン、パレスチナ、イエメンの3カ国がエントリーを取りやめ、12カ国での争いになったのです。
予選の方法も変わります。これまでは日本(前回チャンピオン)、UAE(アジアンゲームスチャンピオン)、イラン、オマーン(開催国)という4カ国がシードされ4グループで戦うことになっていたのですが、これが3グループに変更され、そのためアジア最強といわれているイランがシードから外れました。
試合時間も変更されます。グループ分けはどうやってやるかよくわかっていません。これまで考えられていた勝ち抜くための戦略も変更せねばならず、ほとんど出たところ勝負。しかもイラクの情報はほとんどないそうです。
となるとピリピリしてもいいはずですが、選手たちはいたって冷静で、それは頼もしい限りでした。
エースの山内選手は前回のワールドカップで骨折しながらプレーしていました。その後の様子を聞いてみると、やはり後遺症が出ているようです。去年1年間は痛みが引かず、かといって自分でチームを立ち上げたので休むわけにもいかず、とうとう前回のアジアンゲームスには参加できませんでした。
ですが、監督と協会から紹介したもらったお医者さんがとても効いたようで、痛みはだいぶ引いてきて、「一番痛かったころの30パーセント」までは回復したということでした。
その山内選手、実はイランを得意にしています。これまで負けていません。ところがその山内選手が一度も勝ったことがないのがUAE。これまで2回、3-4で負けているそうです。前回の対戦の日本が奪った3点はすべて山内選手なのですが、UAEにはそこで4点目のおいしいところをいつも取る選手がいます。「それがオレとアイツの差かと落ち込みました」。さて、今回その悪夢を払拭できるでしょうか。