2011アジアカップの旅18 昨夜は同族対決か(追加コメントあり)
ヨルダンサッカー協会ってJFAでした。つまり昨夜はJFA対決だったわけでして、となると引き分けかぁ、と納得できたりして……細かいネタですみません。
閑話休題。一夜明けて今日の日本代表は午前中1回の練習、しかも全公開になりました。となると内容はクールダウンだけというのはわかるのですが、それでもその練習の中に何かを見つけに、、テクテク30分歩いて練習場へ向かいます。
選手たちがピッチに出てすぐ集合がかかります。センターサークルで輪になるとザッケローニ監督の話が始まりました。ずっと双眼鏡で見ていたのですが、驚いたのは最初にザッケローニ監督がちょっと笑みを浮かべてみんなを見たこと。これってすごいと思います。指揮官に余裕があると、経験のない選手は落ち着くもの。すぐに表情は厳しくなりましたが、このミーティングの入り方って、それだけで人をひきつけると思います。
ほかに感心したのは、練習後に本田圭選手が香川選手を呼び止めて二人でずっと話し合いをしていたことでした。自分たちで解決しようという姿勢は、選手が自立していることを示していると思います。
ではコメントを。
吉田選手
「出場は初めてに近いものだったので、手探りの状態で。国内合宿でしかプレーしていないですし、試合自体もそんなにしてなかったので、かなり序盤は手探りの状態でした。いい面も悪い面もわかったし、次はもっといいプレーができると思います。失点場面はボランチとはさみにいった時点で奪えなかったというのがまずあって、次が飛び込んでかわされて、もうちょっと早く自分のマークを捨ててカバーに行っていればよかったですし、遅れてカバーにいったときに、ワンサイドをカットすれば……。GKと協力して、役割分担して守りにいってもいいと思ったんですけど、そこはもう話をしたので、次は修正できると思います」
川島選手
「自分たちのプレーもありますが、去年とは戦い方も相手も違ってくるし、相手がそうやって戦ってくる中で、自分たちがどう戦っていくかということですから。それは今までのイメージではなくて、違うイメージを持ってやらなければならないと思いました。そういう部分のギャップがあったと思います。今回は若いメンバーも多いし、そういう意味では今までと違う形で、チームとしてもこういう形でやらなければならないというのはありますが、方向性は変わっていないし、そういう意味では変わりはないんじゃないかと思います」
李選手
「自分にとって45分間出場できたというのは大きかったです。次の試合は家宅じゃなくて、もうちょっと柔らかく入れるんじゃないかと思います。慣れというのはあると思うし、1戦目よりも2戦目のほうが確実に自分のパフォーマンスはよくなると思います。最後のチャンスのようなものはFWなら絶対に来るので、それを決められるかどうかでその選手の勝ちが決まると思いますから、次は決めたいと思います。1試合に1回はくるチャンスを確実に決めるというのをやっていかなければならないですね。自分としては、昨日の出来は全然ダメでした。でも雰囲気に慣れて、次につながる試合にはなったと思います」
藤本選手
「短くて難しかったですけどね。あのとき攻撃の選手のサブが僕しかいなかったから。もうちょっとボールに絡めればよかったんですけど。本田圭選手は疲れていましたから。監督から指示は特別にはなかったです」
香川選手
「冒頭のミーティングは昨日の試合を振り返って、監督はもっとできると言っていたし、試合内容に関してはもっと縦に意識、縦パスが昨日は少なすぎたので、それじゃ点は入らないという話でした。もっとリスクを負ってでも仕掛けていかなければ、という話でした。本田圭選手との話は、昨日の試合を振り返ってどうだったかということです。一つ言えるのは距離感が昨日はなかなかつかめなかったりしたので、そのことです。個人的には真ん中でプレーした後半がやりやすかったですけど、左は左の良さがあるだろうし、それは状況に応じて変わってくると思います。後半は相手も疲れて間延びしてスペースがあったので、やりやすかったですけど。そんな話はしていないですが、距離はもっと近い方がやりやすいと話をしたので、もっと近い距離でやっていこうという話をしました」