2011アジアカップの旅10 ちょっと待て。というか待たないで
朝からテクテク30分歩いてメディアホテルへ。そこからメインメディアセンターへ。今日の開幕戦はメインメディアセンターの隣、ハリファ・スタジアムです。
今朝までにAFCから取材できるのかどうかというメールが来る予定でした。だけど朝見てもメールはありません。AFCのページを見ても処理中のまま。
こんなときは取りあえず現地に行って交渉するしかありません。よし!! ここは一発ガツンと言って、日本人の心意気を見せてやるぞ!!
と、勢い込んでメインメディアセンターに到着したら、受付にみんな群がっています。何なに? と寄っていくとチケットを渡されました。みんなそのチケットを持ってメディアセンターのテントハウスに移動しています。
行ってみると、そこにはご飯が用意されていました。噂は本当で、メインメディアセンターでは食事を提供してもらえるのです。しかも、どう見てもワールドカップの時の有料の食堂よりもメニューが豊富。
チケットを渡すと、係の人がにっこりと「どれにしますか」と聞いてきました。となると当然「全部お願いします」。
海外でこんなにおなか一杯になったのは久しぶりです。いやぁ、食べた、食べた。
いかん、いかん。今日はガツンと言う予定だった。チケットブースに行って聞いてみます。係に名前を言うとリストをチェックしてすぐに「ありますよ。16時15分に受け取りに来てください」とのこと。取りあえずホッとしたのですが、連絡が来ないのはダメじゃないか、と文句だけは言っておこうっと。
ところが、同じようにチケットを確認しに来る人が続々といるんです。何か言おうとしていたら、後ろの人が「僕の番号は……」と聞き始めたので、「おおお」と思わず口ごもってしまいました。
仕方がない。チケットを受け取るときに言おう。それまで何をしようかな、と見るととなりに大きなショッピングモールがあるようです。ちょっとぶらぶらしてくるか。
それが笑うくらい大きなショッピングモールでした。店の中に人工の川が流れています。遠くは砂嵐で見えません(ウソ)。
スポーツショップをいくつか回ってみたものの、全体から言えばほとんど見ないまま、チケットを受け取りに行く時間になりました。
おなかも一杯になって、ショッピングモールでワクワクして、もしかしてAFCからのメールがスパムに分類されてしまったのかも、とも思い始めました。それでも楔の一つでも入れたほうがいいんじゃないのかなぁ。こんなに遅れちゃダメだろうって。
いざチケットを受け取って、一言話をしようと思ったら、もう次の人が「僕の番号は……」と聞き始めます。今度は「おおお」とも言うこともできずに、すごすごとセンターの外へ。
やっぱり僕の思い違い立ったのでしょうか。だってみんな文句言ってないもんなぁ。で、帰ってきてAFCの個人ページをチェックしてみると、今日の試合こそ「許可」されているけれど、後の試合はまだすべて「処理中」のまま。
こら、ちょっと待て!! いや、待ってもらったら困ります!! おっとご飯をごちそうになったから、ちょっと丁寧になってしまったぜ!! 僕がFIFA理事になったら最初に買収されてしまいそうだなぁ、食べ放題で。