2011アジアカップの旅06 タイムトリップのアル・アリ・スタジアム
ハンバーガーショップで30リアル(約750円)のチキン2本、ポテト山盛り、オニオンの味がほとんどしないオニオンリング、ダイエットペプシMサイズ相当でおなかを膨らませ、これまた歩いて20分かけて日本代表の練習場を目指します。日本代表に割り当てられているのはアル・アリ・スタジアム。ドーハの悲劇の舞台でした。わざとだろうなぁ、大会事務局。1993年以来の訪問は、個人的にはうれしいのですが。
あの時は中を見ることはできなかったし、この選手もこのクラブではプレーしていませんでした。ジョゼップ・グアルディオラ、現バルセロナ監督です。
そしていよいよ中へ。
あの時はベンチシートだったような気がします。ちょうど取材に来ていらっしゃった澤登正朗さんは、もっと電光掲示板が大きかったんじゃないかとおっしゃっていました。国王や王子の看板があったという気もします。
ずっと見返していませんから、もう記憶も曖昧です。
でも、きっと今、あの状況で戦うとしたら、この小さなスタジアムは日本のファンだけで埋め尽くされるくらいでしょう。 それくらい日本のサッカーシーンは進歩しました。そんな時代が来ることを、あの日あの時この場所にいた人に伝えることができたなら、もしかしたら心の傷はちょっとだけでも小さくなったかもしれません。もしもできることならば……。