2011アジアカップの旅04 メディアセンターへ

部屋で仕事ができる環境が整って、ホッと一息したかったのですが、取り急ぎ向かわなければならないところがあります。

まずはメインのメディアセンターに行き、取材許可証となるADカードを受け取らなければなりません。ホテルから約1キロぐらいのところに『メディアホテル』、大会事務局がメディア用に用意したホテルがあり、そこからはメディアセンターまでシャトルバスが出ています。歩いて行ってみようかな。

と、出かけようとしていたら、運転手さんが僕たちを見つけてくれました。
「どこまで行くの?」
「このメディアホテルまで」
「ちょうど空港まで行くから乗っけていくよ」
「ありがとう。でもATMにも寄りたいんだ」
「任せてくれ、ATMにも案内するよ」
「じゃあお言葉に甘えるね」

もちろんチップは渡しました。空港からATM、メディアホテルまで全部で200円。初任給が30万円のカタールだったらはした金なんでしょうけど、とりあえず気持ちです。

ホテルから出て気付いたのは、ちょっと肌寒いということ。Tシャツに薄手のジャケットが必要です。サッカーをやるにはちょうどいい気候です。

メディアセンターに着いたら、ADカードはすでに作ってあるようでした。どこが受付かわからずウロウロしていたら、どうやら「ADカード作成場所」というところがその役目のようです。前の2人が終わっていざ自分の番。

なぜかここで係の女性とおしゃべりが始まってしまいました。パスポートを見て確認してくれるだけのはずなのに、ずっとお話しが続きます。他の人はどんどん終わっていくのに、なぜか僕だけが雑談真っ最中。15分ぐらい経ってからでしょうか、「じゃあ、この番号をあっちで調べてもらって」と言われて、別のテーブルに行ってみると、すぐに探し出してくれました。何だったのでしょう。は、もしかしてお酒を持ち込もうとしたから要注意人物として手配書が回っていたのかも。そりゃないか。

ADカードを受け取ったら、やっとメインのメディアセンターに入れます。どうやら体育館を使ったセンターのようで、プレハブだった南アフリカよりもしっかりしています。
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中も広々。体育館なので、上から何がどこにあるかも一目でわかりました。
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さてさて、メディアキットとして一人ひとりにこんなものが配られていました。

すごいです。合成です。いや、豪勢です。
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メインはもちろん右下のメディアガイド。取材に関するいろいろな情報が掲載されています。それを入れるナイキのバッグが配られただけでもおどろきだったのに、中にはUSBメモリー、ユニバーサル電源アダプター、マグカップ、そしてなぜかポンチョなどが詰まっていました。

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黒いバッグの中にはコンピュータ関連のケーブルやハブ、コンパクトマウスなど。確かにこれは便利です。

2022年のワールドカップ開催が決まったので、今回カタールは気合いを入れてこの大会を運営するだろうと言われていました。もしかしたら記者全員にiPadかもよ、と冗談で言っていたのですが、実際に気合いが入っているようです。

なのになぜホテルとスタジアムを結ぶバスは運行されないのでしょう。明日は移動の手段を確保しようと思います。 

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