いきなりロシアから
原稿を書いていたら、いきなり海外から携帯に着信があります。まるでみたことがない、先頭が7のナンバー。恐る恐る出てみると、今年のワールドカップで会ったロシアのメディアからでした。
「2018年にロシアがワールドカップをやることになったから、その感想を聞かせてくれ」
「ああ、おめでとう。いいよ~」
「一番心配していることは何?」
「国が広いから交通費がすごくかかるんじゃないかと思ってるよ。それから西と東で季節感が共有できないんじゃないかって。服はどんなのを持っていけばわからないことかな」
「犯罪については?」
「まるで心配してないよ。だって今年のワールドカップは南アフリカだったでしょう。度胸ついたよ」
「ロシアのリーグって日本では知られてる?」
「日本人が何人か行ってるからね。本田に松井に巻もいるし、試合のダイジェストも地上波で見ることができるよ」
「あとは社会体制とか、そういうことについてはどう思ってる?」
「ロシアも変わったからね。冷戦時代とは違って情報も入ってくるようになったし、そういう意味では行きやすいんじゃないかな」
「じゃあ何が楽しみ?」
「ウォッカ。あとはボルシチ。東京にもロシア料理の店があるよ」
「そうか、ありがとう。じゃあ2018年のワールドカップで会おうね」
「出られるように祈っておいてね」
サッカーって世界を狭くしてくれますね。