もしかしたら川口選手を

今回のサプライズという位置づけで扱われている川口能活選手ですが、もしかしたら岡田監督が川口選手を呼びたくなったのはこの場面の関係しているのじゃないか。そう思うのは、2008年6月、ワールドカップ予選でオマーンからタイに移動したときの川口選手が見せた態度でした。

オマーンの試合を体調不良で欠場した川口選手でしたが、その後順調に回復して他の選手たちと一緒に移動していました。バンコクに着いた川口選手が何も言わずにさっとやり始めたのは、代表チームの大きな荷物運びでした。ターンテーブルに出てくるユニフォームやダミー人形をスタッフよりも先に見つけてカートに積み込んでいます。欠場してしまったこと、体調を崩してしまったことに対して申し訳ないという気持ちが遠くからでもよくわかりました。
すると、その川口選手を見ていた大久保選手もさっと手伝い始めました。大久保選手はオマーン戦で退場していたので、これまた申し訳ないという気持ちがあったのでしょう。続いて駆け寄っていったのが内田選手と香川選手。さらに他の選手もパッと手分けをして荷物を運び始めました。
オマーン戦は遠藤選手のPKで先制したものの、追いつかれてしまいました。ちょっと重苦しくなってもおかしくない雰囲気を、川口選手がさっと働くことで食い止めていました。もしかしたら、あれだったのかも。
でもどうか、本大会では重苦しくなることがありませんように。

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