柏vs鳥栖 取材

前半の柏はよそ行きのサッカー。ハーフタイムに監督が球際のことについて指摘したのが象徴していました。そこに鳥栖はつけ込みます。

鳥栖は千葉戦を見たときよりも形ができていました。特に前線の豊田選手の奮闘ぶりが目立ちました(ところでこの豊田選手の愛車が鳥栖市内で傷つけられたとのこと。まったくもって許せん!)。

前半の鳥栖は運動量もあり、しっかり自陣に引いて柏の攻撃を受け止め、そこから攻め込もうとしました。パスを華麗につないで中央突破する場面もあったのも完成度が上がりつつあることを示していました。

ところが試合巧者の柏が後半立ち上がりに点を奪います。すると鳥栖は一気に動きが鈍りました。それでも何とか耐え、また運にも恵まれていましたが、残り10分を切ってさらに失点し、結局0-2で試合を終えます。

柏と鳥栖とに実力差はありました。だからこそ鳥栖は0-1で終えるべきでした。柏と千葉は今のところちょっと抜けています。すると3位を狙うに当たって、この両チームと戦うときに得失点差を悪くしたくないという戦いもあるはずです。しかも今回は相手のホームゲーム。最少失点で負ける分にはまだよしとするべきだったでしょう。

先制点を許した後にチームを落ち着かせ、焦らずじっくりとまずこれ以上失点しないことを心がけ、あわよくば同点に追いつくという戦いに導くことができる人物——というのはベンチの一番端に立って、選手に指示を出していました。

もっとも、鳥栖は今年監督も代わり、選手も大幅に入れ替えた最初の年です。今年はうまく種を蒔かないといけない時期。松本監督に聞くと「ほとんどの選手を自前にした」とのことでした。これまではレンタル選手が多かったから、どうチームを組み立てるか毎年考えなければいけなかったんですよね。それは一歩前進です。

ところで、この試合には鳥栖の広報さんも来ていました。
聞くところによれば自費での遠征参加とか。
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関東の記者さんたちにご挨拶したいのですが、なかなか誰も知らなくて、とのことでした。記者のみなさん、どうかよろしくです。

 

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