横浜FMvs湘南の取材
原稿やゲラを抱えて横浜FMvs湘南へ。気持ちは焦るけど、現場に行かないともっとストレスがたまります。
ものすごい数の記者がいました。中村俊輔選手の復帰戦ですからね。
湘南は守備に追われて、新居選手や坂本選手の持ち味があまり出せませんでした。村松選手は終盤まで積極的にプレーを見せてくれたのですが、湘南は2失点目のあとは気落ちしたようにも見えました。
試合が終わった後の中村選手は、テレビ局各社ごとに取材対応するなど大忙し。それでも丁寧に受け答えしているとは、みんな彼が好きになったでしょうね。
でも、この日私が一番感心したのは木村和司監督の記者会見でした。中村選手と交代で出場した狩野選手がミドルシュートを叩き込んだことに対して「ありゃワシに怒っとりましたね」と、さらりと口にしました。
そんな内容をもし選手が言ったら「内紛」と取られかねないことを、監督があっさり認めることで、狩野選手は監督が分かっているということを感じるでしょうし、チームの風とおりも良くなります。その木村監督の懐の広さにまず驚きました。
さらに「現役時代に走らなかった木村監督が選手を走らせている」と湯浅健二さんが質問します。このストレートな質問にもビックリですが、それに対して木村監督が「現役のころにアイデアがあったけど体が動かなくてできないことがあったから、その思いを選手にさせないように」とちゃんと正面から答えたのにも驚きでした。
その前の反町監督の会見も、かなり率直な話が出てきたと思ったのですが、木村監督の記者会見は型破りなほどの面白さまであります。この監督の下なら選手はノビノビやれそうですし、ノビノビやらせれば横浜FMの選手は十分に高い能力を持っていると思います。これは期待できるかも。
とまぁ、中村選手の復帰試合、ちゃんとこの方も取材していらっしゃいました。
しかも終わってラウンジでちゃんと名古屋vs川崎の放送を最後まで見てからお帰りになりました。どんだけ好きなんでしょう、日々野真理さん。