横浜FCvs北九州 取材
雪の予報の中、今日はニッパツ三ツ沢球技場に横浜FCvs北九州の取材です。雨の日の三ツ沢は取材者にとってかなり悲惨です。
ドーンと視野の一部を占める大きな柱。外だと濡れてしまうのでノートが取れず、かといって中の記者席に座ると、この柱と格闘することになります。柱を避けるためにみんなで左右に動きます。ボールが落ち着かないとすごい勢いで左右にうろうろすることになり、取材しながら体力強化も出来るという考えです。違うか。
今季から気をつけなければいけないのは、J2もJ1に合わせてサブのメンバーを7人登録できるようになったこと。去年までより2人増えています。ですが、この日の北九州は5人しかいませんでした。他にも飛行機に乗って行くアウェイゲームの時は5人にするチームもあるようです。
試合数は減って、連れて行く人数は増やすことが出来て、というのは、それぞれのクラブの資金力が結果に出やすくなったということです。それってJ1よりも大きなJ2のクラブ間格差を余計に強調することになります。
いっそのこと、今Jリーグ加盟を希望している5チームを加えて14チームの3部制にしたほうがいいんじゃないでしょうか。そうすると各クラブの規模は似てくるし、3部リーグの下に沈むクラブ以外、どのチームも優勝か残留争いに絡んでくるし。
ともあれ、試合は前半の北九州のミス、一つ目ははDFがスリップして相手をフリーにしてしまったこと、二つ目は倒れている選手に気を取られてクリアが小さくなったこと——をきちんと決めた横浜FCが2-0で勝利を収めました。
昇格したばかりの北九州は、素晴らしい組み立てをしていたことが印象に残りました。読売クラブの匂いがするパスワークで後半は横浜FCを慌てさせました。惜しむらくはアタッキングサードでもっと自信を持てばよかった。
横浜FCはまだ岸野色が出たとまでは言えませんでした。それでも鳥栖から一緒にやってきた高地選手が2得点と結果を出したことは、監督にもコーチにも高地選手にも自信になったことでしょう。
去年は試合終了から選手が出てくるまで1時間程度かかっていた鳥栖でしたが、今日の横浜FCは思ったよりも早く選手が出てきました。それはそっちのほうがありがたい。もしかしたら岸野流を曲げたところかもしれないのですが。