川崎vs新潟取材
いよいよJリーグ開幕です。今日は川崎vs新潟の取材に行って参りました。
サポーターが歌詞カードを配っています。すごい量です。新しい選手の歌が出来ているので、それをみんなに教える目的もあります。こういう無償の愛系の話にはちょっと弱い私、試合前にもう感動。
フジテレビの方が「今日はウチの編集長が来るのでよろしく」とおっしゃっていたので誰かと思っていたら記者席に国分太一さんが座っていらっしゃってました。試合を観ている間の国分さんは「うわ、あれ倒れながらパス出せるんだ」「あれはうまいなぁ」と、ずっとプレーに反応して褒めていらっしゃって、かなり好感度高い非常にプレーヤー視線を持っている人でした。
今季から気をつけなければいけないのは、Jリーグの時間表記が変わったことです。これまでは0分~89分が試合時間でした。今日からは1分から90分が試合時間になります。
たとえば開始28秒でゴールしたレナチーニョ選手のゴールは、去年までは0分と表記されていました。ですが今年からは1分になります。また、ロスタイムに平山選手が1点を取った今日の結果は、これまでだと89分の得点と表記されてきました。今日からは90+1分という表記になります。これまで日本代表はこのルールで表記されていたので、やっと国内の記録が統一されることになりました。
ただし、これまでのJリーグの記録は修正されません。また、選手の出場時間については、今後もこれまでと同じ考え方になります。たとえば前半ロスタイムで交代した選手は44分、ロスタイムに出場し、その後交代した選手は1分と、あくまでプレータイムは全部で90分という考え方です。
さて、試合はすでにACLで公式戦を1試合戦った川崎と、新監督の下で初めての試合という新潟の差が出たと思います。試合開始からフルスロットルに出来た川崎が試合開始早々に点を奪うと、前半はぎこちない新潟を圧倒しました。
今年の川崎のスタイルはこの前半にかいま見ることが出来たと思います。パスがダイレクトで次々につながり、引きつけておいて逆サイドや裏を狙う。稲本選手の鋭いダッシュとボール奪取も目立ちました。
ですが、このペースが90分間持つだけのベースはまだないと思います。そのため時にはリズムを変えて体力の回復を図らなければならないと思いますが、中盤でタメが出来なかったため、次第に全体が消耗していきました。
もちろん新潟の攻撃陣の面白さもあったと思います。矢野選手の柔らかな突破や、 大島選手の制空権掌握、�瀧選手の豊富なアイデアなど、新潟の攻撃陣は楽しさがありました。残念ながら前後のバランスが悪かったり、守備ラインから中盤での組み立てにミスが相次ぎ、前線を生かすことは出来ませんでしたが、その分前線だけで点が取れそうという迫力はありました。
後半は一気に新潟が巻き返しを図ります。新潟の得点は、川崎の鄭選手がカウンターから自分だけで突破しようとしてボールを奪われ、カウンター返しをきれいに決めたもの。川崎は鄭選手が持った時点で4人が相手陣内まで飛び出していました。
ですが、新潟もこの日は追加点を奪うに至らずタイムアップ。川崎の二枚看板、ジュニーニョ選手と中村選手がいないなかでの勝利ということで、みんな一様にホッとしていました。
試合後に何人かの話を聞きました。他のメディアの人の邪魔にならないような部分を概要で。
まず新潟。大島選手は負けたものの手応えがあった様子。黒崎監督は攻撃に対する自信を持っていましたが、「セットプレーになると自分が出ていきたかった」という茶目っ気も。
川崎は、森選手が「今日は自分は何もしませんでした」と彼らしい照れ笑い。鄭選手は、最初に黒津選手に出したパスは去年までならもっと無難に下げていたけれど今年はチャレンジしようと思っていたのでよかった、失点は自分を信じてみんな上がってくれたのに残念です、とのことでした。
その後、中村選手のコメントが配布されました。これは各社、お使いになるでしょう。